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雑感(インクルーシブと社会人基礎力)

2021.09.26 02:14

JOYアスリートクラブ・個別運動塾きららは、定型発達・発達に課題がある子に関わらず、同じ場にいて共に育つ事を目指しています。

今の子ども達が大人になる時代ではAIやロボット技術の進展によっていまある職業がなくなる可能性があり、自らの力で仕事や物を作り出す事が必要な時代がやってきます。

また、発達に課題がある子も年々増えており、文部科学省は共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育の必要性を発信しています。


(共生社会とは ※文部科学省HPより)
「共生社会」とは、これまで必ずしも十分に社会参加できるような環境になかった障害者等が、積極的に参加・貢献していくことができる社会である。それは、誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合い、人々の多様な在り方を相互に認め合える全員参加型の社会である。

(https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1321668.htm)


こらからの時代は社会的に分断よりも共生し、新たな価値を生み出す事ができる人材を社会は欲しています。


しかし、これまでの運動・スポーツの価値は勝ち負けにウェイトが乗りすぎ感を否めません。これは指導者や保護者の影響が大きくあるように思います。

少し前、大阪府の某中学校での組体操での事件がその一端のように思います。

10段のピラミッドが崩れ骨折した生徒がいたと報道されました。

私はその後、全国での組体操での怪我の件数を調べましたがとても多くのけが人がいる事が分かりました。

原因はどこにあるのでしょうか。

・指導者の知識不足

・保護者のニーズに流され巨大化していった

この組体操だけではなく、スポーツ全体がこの2つに大きな問題があるように思います。


ここで疑問なのが「保護者のニーズにながされて巨大化していった」です。

保護者の方は巨大化する事を本当に欲しているのでしょうか。

勝ち負けばかり意識しているのでしょうか。

よりよく成長して欲しいと思う気持ちは誰もが持っている気持ちではないでしょうか。


これからのスポーツの価値は社会に出た時に活きる経験だという事は間違いありません。

運動能力や技術の向上のみに留まらず、自分の事を知る認知、人との関わりや人と人とがどのように繋がり、その中で自分がどう動くかといった自分を客観視するメタ認知能力まで意識した内容が不可欠です。

それには子どもの運動に携わる団体としては

・運動分野のみに限定せず学び続ける指導者

・そして保護者と共に情報を共有する姿勢

が必要になってきます。


インクルーシブで共生的で社会人基礎力に繋がる運動経験、保護者の皆さんにお伝えする事や指導者育成は一朝一夕ではいきませんが、子ども達が健やかに育つ1つのピースになるように努力していきたいと思います。


今回はまとまりなく書いてみました。落ち着いたらまとめてまた発信します。