Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

即興作曲スタジオ インプロビゼーション 音楽教室

児童期の社会性の発達②

2021.09.26 04:48

何十年も前のヤマハの雑誌の切り抜きです。

ピアノ教師のための心理学講座 伊藤英造著 幼児音楽教育家


4つのポイントがあると書かれています。

1、音楽能力の発達上の特徴についての確認

2、統合化学習を心がけること

3、主体学習を心がけること

4、豊富な音楽体験を


とあります。


江口寿子先生が、なぜ、読譜のシステムを開設されたのか読んで、

分解作業一覧を見て、何を今、その子に指導してあげるべきか、その道筋がはっきりし、自信を持って指導することができました。

「読譜の連続置き換え作業」という名前に、当時驚きました。


ただ単に、力不足とか、何回言っても覚えていないとか、仕組みを知らず、意味のない繰り返しをしていたと思ったのです。


伊藤先生の説明には、理解する力(知的能力)を分けられていました。

1、児童前期(小学1年生=3年生)実感期といわれる時期

それまでの幼稚園児「模倣期」とは異なって、標題音楽を聞いて、喜んで聞くようになる。

音楽に対する豊かな感性が育つ時期。


2、児童後期(小学4年生〜6年生)音楽全盛期

音楽の構成や形式に強い興味を持ったりします。

知的学童の発達している時期で、集中力や記憶力のトレーニングが重要。


即興・作曲をしようと考える際、聴音の大切さを感じます。


①模奏・模唱

②1つだけ違う音を考える(創作する)モティーフや半終止・完全終止など。

③前半のAは即興で演奏し、後半のAは模奏する

④前半のAは即興で演奏し、後半のAをBにして即興で変える

⑤一人で、1曲作る。


ざっと簡単な流れですが、これをもっと細かくして、難しいことをさせられていると思わせないように工夫します。