詩をプレゼントした(5)#ミスiD2022
#いいねしてくれた人がもし詩だったとしたときの最初の一文を考える
ついに、該当ツイートへのいいねが100を超えた。ありがたい限り。まだ全員には書けていませんが、100を前にして一旦まとめ。詩ってなんなんでしょうね。自分で書いているけど定義は言語化していません。
これはみんなの意見です、常温のナイフを誰もが隠し持っている、それを知っているぼくは世界でただ一人だけ、この秘密を一生きみに伝えずに済みますように。
他疎(たそ)さん
@Taso_5_s
瓶に詰めた手紙を海に流せるほどのロマンチストになりたかった、きみに会えなければ背筋を伸ばす意味もない、理解という言葉の暴力性を盾にしてしか歌えない声。
西ちなみさん
@_nishidesu_
一生味方でいてね、言いたくないことと言えないことの境界がわからない、正義感や見えない友情の絡まりを電熱線で焼き切って。
ゼロさん
@zero__emotion
花が咲いたら見違えるようでしょう、美しい言葉に耐えられない世界は醜いですか、こちらでは夜空に可憐な星が散っています、すべての形容詞を拒絶するあなたに。
花冥一女子さん
@DOGURA_3
崖から飛び降りるくらいの決心は、いくらでもできてしまう、わたしをきれいなものと一緒くたにしないで、きみのためにたった一つの暗闇になるよ。
雪柳花梨さん
@yukiyanagikarin
等間隔で並んだ机は人の善意をあらわしていて、だからぼくは黒板をまっすぐに見られない、人の言葉を信じるためにたましいの一部を渡すのが怖かった。
れなこさん
@pomeranian_rnk
まっすぐに見つめられなければ真剣ではないということになる、その不条理からきみを遠ざけたかった、ひかりは目の前にあって、見えないのは僕がいるせい。
村山優子さん
@agAlly53
星を見て光っているという当たり前なことを、容赦なく言い放つきみを見つめられない、だからぼくは通学路に生えたコスモスの数をきみのために数えている。
岡 施孜さん
@oquasimodo1482
きみの神様をぼくにください、急行列車から見える家々の灯りの陳腐さの中で、きみのさみしさだけが本当だった、砂糖菓子のような憧憬になんて振り向かないで。
きゅありんさん
@kyuakyuamax
答えのある宿題なんてばかみたい、人に名前をつけることがグロテスクに思える、だからこそ、人類の芸術は絶滅しないのです。
十三みんこさん
@minko__cqmt
知らない人、というだけで無限の可能性があるから軽率に好きだと言える、わたしの気高さは希薄なまぼろし、愛の陰に隠れて存在する日向。
YUCALI / 古都 梨衣子さん
@__yu_ca_li__
最後から二番目に暗い街をふたりで散歩しませんか、その街では白い一輪の花が年に一枚の花弁を落とすそうです。
ソクラテスのいいわけさん
@Oyasumin2zemi