風の子九州

３６５日

ＢＡの絵手紙🌟歳時記

９月２７日

風の子九州

日記図書館

〜私は私をいきていく〜をみて

急遽、きのう夕方

りおんとふたりで観にいった演劇が終わって

帰りの車の中での　りおんの感想　

はしりがき

この先は

ネタバレします　しりたくないひとは読まないでね

りおん談

まず　今時の子どもがこれを考えたのがすごい。どう描かれるのか見たかった。

いろんな想いが詰まってたよね、

恋愛のこと、戦争のこと、学校のこと、友だちとのつき合い方

自分の生き方、いっぱい入ってるのをおもしろく描いてたよね

芯は戦争のことからぶれて無い

中岳の時、新聞記者として　被爆者の方の生の声を聞いたり、資料館に行ったり、

映画、舞台で戦争のことみてきたけど

それだけでは　教わりキレてなかったんだと思って。

「自分を選べない」ってめっちゃグサッときた

うちなんか　自分めっちゃ選びまくっとる

非国民をおそれ、自分を選べず国の言うとおりにしかできない

今なんて、みんな自分出しまくっとるやん

それでも文句ばっかり言う

７８年前からタイムスリップして現代に来たとき、まじめすぎだって言われたけど、

その当時は全員がそうだった

今の子たちが、これを考えたのがすごいし、それを劇団のひとが聞いて

子どもたちの思いを、しっかりのせてつくられていたことがすごい

演技がすばらしくうまい

真剣にのめり込んでいつのまにか、劇ではなくなっていた

まるで１本のスケールの大きな映画みたいだった

今まで劇をいっぱい見て、おもしろいのもあるけど

感動もしたけど、まわりにおいてある舞台の美術さえ

自分の中では消えていた

その場所に　自分がいてすごいものを体験させられているみたい

劇ってさ、言ったらいかんけど

安っぽくみえるよね

それが　演出力がすごくって

めっちゃ金かけて作られた映画にしかみえんかった

他の舞台よりも　小道具も壁と低い台だけなのに

それが出せるってスゴイ

すべて本物が見える様だった

さいご、アレが桜島になったのは　びっくりしたよね！

あの上にぶさ猫が立てば噴火やんね

鹿児島でも平和授業があるんやって

劇中のセリフで知った

平和を授業に取り入れているのは

長崎と広島だけと思ってた

やっぱりそういうのを　増やしていかないかんよね

修学旅行がスキーやディズニーランドじゃだめばい

しかも、笑えた～

あのお兄ちゃんがおもしろかった

あんなに自然に涙が出る劇なんて

この涙もろいうちでもなかったけど

びっくりしたよね

劇で泣いたことある？

感動したーはあるけど　泣きはせんよね

おかあさんの後ろの男の子が

純粋すぎて　声をあげて泣くもんで　涙が止まりそうだったけど

さいごのうたでは

それも気にならんくらい　めっちゃひびいてきて泣けたー

うまい

女の子の歌のうまさにびっくりした

届いてくるもん

あのお兄ちゃんが歌ったときもびっくりしたけど

最後の歌は　涙がとまらんかった

現代の子が　過去に戻って戦争を体験したとき、あれ、自分でも同じような感じがあって、

ちっちゃい頃、おかあさんと平和祈念館とかいったやん、

それかしょっちゅう夢を見て今でもはっきり覚えとるのが、

夢ん中で　空襲にあっとるとよ

急いで逃げようとするけど　こけるわ、爆弾が上から落ちてくるわ

防空壕どこーって　必死で逃げる夢、

今日は目の前で　それがそのまま描かれていて

衝撃的だった

コンビニの店員のまねはうまかったねー

そのまんまやん

すべてリアルだった

風の子九州ってすごいね

世界にもいっとるらしいよ

以上、帰りの車中での会話を

録音しておきました　

朝からせっせと　テープ起こし

まとめではないので　興奮しながら話は飛びますが

みてみたい～と

臨場感が伝わりますように