ヨシタケシンスケさんの「にげてさがして」を読んで感じた「逃げる」の意味
2021.09.27 15:05
ヨシタケシンスケさんの『にげてさがして』を読みました。
その名の通り、一言で言ってしまうと「逃げてもいいよ」というメッセージの絵本なのですが、すとんと言葉が心の中に入ってくるのはさすがです。ヨシタケさんの絵もやっぱり素敵。
読みながら、「逃げる」という言葉について考えました。
「逃げる」って言葉って、少しマイナスイメージがありますよね。でも、もしかしたらそんなに悪いことじゃないのかもしれません。
人災や天災、世の中には逃げた方がいいタイミングっていっぱいあります。むしろ、「立ち向かう」よりも「逃げる」を選択したほうがいい場面の方が人生には多いんじゃないでしょうか。
なのに「立ち向かう」ってのは評価されて、「逃げる」ってのは評価されにくいですよね。
そこまで書いて、なるほどなるほどそうかそうか、と気付きました。「逃げる」の反対は、「立ち向かう」ってわけじゃないんですね。ちなみに、逃げるの対義語は「追う」なんですが、そういうことが言いたいわけじゃないんです。
「寝る」も「食べる」も「生きる」なのと一緒で、「逃げる」も「立ち向かう」も「追う」も、「進む」なんですよね。
全部大切。だから、もしも今苦しんでいる人がいるのなら、辛い場所に居続けなくていいよ。
逃げよう。
安心してハッピーになれる居場所、さがそう。
「ええ、でも…」と思ってしまった優しいあなたは、ぜひこの本を手に取って、もう一度どうしたらいいか考えてみてください。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
もしかしたら人生って「ハッピーな場所さがし」のためにあるのかも。