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大田区久が原の家庭料理教室 MICHIKO's Cooking

子ども料理教室1周年 子どもたちが料理に触れるメリットについて

2021.10.01 03:20

こんにちは。 

 大田区久が原の料理教室MICHIKO's Cooking主宰、 

 料理家・圧力鍋料理研究家の戸根みちこです。  



当教室では、去年の10月から子ども向け料理教室を始めました。

最初は小学2年生と5年生の2名から始まった子ども向け料理教室。

1年経った今では、小学1年生から6年生まで4名で参加してくれています。



今まで料理をほとんどしたことのない子どもたちに料理を教える、という

とてもありがたく、かつ責任重大な機会をいただき試行錯誤しながら過ごしたあっという間の1年。


この1年間で開催したレッスン数は46回。

最初は包丁の握り方もおぼつかず、2品作るのに2時間程度かかっていた子たちが

今ではレシピを読んでさっと動いて、1時間半もあれば4品も楽々作って洗い物までできるようになりました。

中にはおうちでご飯をササッと作るようになった子もいて、その成長には目を見張るものがあります。


子ども向けの料理教室を開催する前から自分の子どもたちにも料理は教えていましたが、

他の子がレッスンを受けているときに一緒に参加しているうちに、自分の子どもたちの料理の腕も上がってくれたのはうれしい副産物。

今では、私が動けないときは子どもたちが食事を作ってくれます。


大きな声では言えませんが、料理面では夫よりも頼れます(笑)



1年間の子ども向け料理教室開催を通して、子どもたちが料理を学ぶメリットについて

改めて感じたことがたくさんあります。


調理の基本がわかる

これは料理教室に通うメリットとして、当然含まれてくる基本のキ。

包丁の使い方や野菜のむき方・切り方、材料のはかり方や調理の火加減。

このような料理を作る上で欠かせない知識やスキルを身に着けることができます。


料理の「なんで」がわかる

レシピには、文字数の制限上、「なぜその行為を行うのか」までは細かく書かれていないことが
たくさんあります。

何気なく入れる調味料も

なぜ酒が入るの?

なぜみりん?砂糖じゃダメなの?

それを知ることができるのが料理教室のメリット。

調理工程でも、

下茹でするのはなぜ?

火加減にはどのような意味が??

そういった一つひとつのことを、丁寧に説明していきます。


その時には「?」ということでも、何回も何回も聞いているうちに、

そのうち「なるほど!」の瞬間がやってきます。

今では、私が教える前に「これはこういうことでしょ!」と子どもたちの方から

答えてくれることも多く、しっかり理解できていることをうれしく思います。


好き嫌いを克服できる

家だと、食わず嫌いで色々なものを食べないことがありますよね。

教室だと、他の子の手前頑張ってみよう、という意欲が沸く子がほとんどです。

自分が作ったものだから食べてみよう、という気も起きやすく、今まで全く食べられなかったものを食べられるようになった!との嬉しいマジックを何回も目の当たりにしました。

教室では料理を楽しむのを第一に考えているので、苦手なものを無理に全部食べされることはしていません。

それでも、最終的に全部食べられた!と笑顔で報告してくれる子がいるのは何ともうれしいことです。


社会科知識、算数知識が身につく

レッスンで使う野菜や肉、魚など、扱う食材について話すことがあります。

この食材はこういう気候で育つから、ここが主な産地なんだよ、といった話を通して

自然と社会科知識が深まることも。

また、算数知識は毎回必須。

レシピを倍量にしてみたり、大さじをmlに換算してみたり。掛け算や割り算がとても役に立ちますし、単位を知るきっかけにもなります。


協調性が身につく


現在教室に通ってくれている子どもたちは小学1年生から6年生まで。

当然、やれることの幅が違います。

作業分担はある程度こちらで考えて指示しますが、

同じメンバーで続けるうちに、子どもたちが自発的に

役割分担を考えて動いてくれることもしばしば。

上の年次の子が下の年次の子をさっと手伝ってあげたり

下の年次の子が上の年次の子の作業を見ながら刺激を受けたり、と

お互い協力しながら良い影響を与えあっています。

違う年次の子と関わることで、協調性を身に着け、お互いが成長しているように感じます。


お手伝いができるようになる(願望)

これについては、多分そうなはず、との願望も含まれています(笑)

料理教室では、料理を作るだけではなくて食べ終わって片付けるまでがレッスンです。

楽しい部分だけではなく、面倒な部分も自分たちの手でやることで、

普段親がやってくれていることに気づくことができます。

レッスンではみんな言われなくてもササッとできているので、

きっと家でも同じことができるはず、だよね…?



上に挙げた以外にも、小さいうちから栄養知識を身につけることや

食事マナーを身につけることなど、たくさんのメリットを感じています。


「食育」という言葉もすっかりなじみのあるものになっていますよね。

農林水産省では、「生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるもの」、

文部科学省では、「子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けること」と定義されている「食育」。


まさにその通りだな、と感じます。

料理を作るワクワクドキドキ感、自分で作った料理をおいしい!と食べる喜び。

そういった経験は、一生モノ。


ご自宅で子どもに料理をさせてあげるのは色々と躊躇してしまう親御さんも多いと思います。

子どもたち、親には甘えてしまうので言うことは聞かなかったり、派手に汚したししますし、

ケガも心配ですからね。。


料理スキルを磨くだけではない、習い事としての「子ども料理教室」。

今は定員いっぱいですが、ご興味のある方はお問い合わせください。