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ゆとりらYOGA

「スイング・ステート」(映画感想)

2021.09.27 14:04

めちゃくちゃ面白い政治風刺コメディー!毒が強いのに笑えるし、それどころか最後には温かな気持ちにまでなる。なんで?www


「スイング・ステート」とは、アメリカで、民主・共和両党とも支持基盤が盤石ではなく、浮動票が多い州の事をこう呼ぶのだそうです。
つまり、接戦の時は、このスイング・ステートを制した方が勝利すると。


アメリカは二大政党政治で、トランプは共和党、この映画ではヒラリー・クリントンが民主党(現在大統領のバイデンさんもこちらですね)、という程度の知識だけで、もうこの映画は面白いです。
私には分からない言葉やシステムが結構出てきてて、でも面白かったから帰ってから意味を調べたりして、勉強になった!

スイング・ステートであるウィスコンシン州の小さな町に、ワシントンDCから民主党の腕利きの選挙参謀が訪れ、退役軍人に町長選に立候補させる。負けじと共和党の参謀も現町長の応援に駆け付け、中央のやり方でどんどんお金をつぎ込んで選挙運動!さてその結果は?というお話。

選挙という「興行」を利用する人、される人…アメリカの政治資金(寄付金)の抜け穴や、ネガティブキャンペーンなんかのエピソードもあって、どっかーん!と大きな展開があり観終わった後は痛快で爽快!

ラストのエンドクレジットは、敢えての、作り話ですよ~感を出してて、とか言って実はマジ?的な勘ぐりをしたくなる、とにかく皮肉な作品です。

そして、スティーヴ・カレルは今回もやっぱり面白い!立ってるだけで小物感が漂うヒトって感じです。「マネー・ショート」「バイス」も良かった。

コメディじゃないけど「フォックスキャッチャー」も凄く印象的。

日本も衆院選、近いですよね。とにかく投票には行かねば。