ドローンの行く末
エドテックのルワンダ校長をしているクソほど優秀な学生の野口くんの紹介で、「世界初」と言われているドローン空港に行く機会が頂けました。ルワンダのICTの取り組みの一環として、ドローン事業はとても興味があったので凄く貴重な経験でした。
ちなみに、エドテックは教育系のNPOですが、やっている事業はとてもステキです。
ルワンダ校長の野口くんは、別途クラウドファンディングもされていて、その事業もめっちゃステキなのでぜひ。
さて、ドローン空港の話です。
結論としては、急に豪雨に見舞われてしまったのと(今は雨季)、セキュリティが厳しく中に入れなかったので微妙でした。ただ、極秘裏に行われて場所も公開されていないドローン空港をこの目で見れたのはとてもデカかったです。改めて2週間後に案内してくれるとの約束もあり楽しみです。今度は晴れて、実際に飛んでる姿も見られる事を祈ります。。
さて、ドローンに関して思うことを3つ。
①途上国での利用機会が増える
ルワンダは特に丘陵地帯でもあるので余計強く思いましたが、とにかくインフラ(路面)が悪いアフリカでは有効だと思います。先日の協力隊の任地に行った際にも野口くんが飛ばしていましたが、普通に感動しました。
血液輸送などは良く言われる話ですが、10~20年後には、アフリカのそこら中をドローンが飛び回っている未来があるかもしれません。
②中国の一人勝ち
市場に関して思うことですが、今は既にドローン事業はアーリーアダプターではなく、レッドオーシャンになり始めています。他の企業の淘汰も行われ、中国のDJI社の一人勝ちの構図になってきました。ここに楔を打ちこめる企業は今後現れるのか疑問です。
③日本の市場
ナツメグさんが面白いブログを書いていました。この方はまだお会いした事ありませんが、今後ドローン市場の台風の目になるかもしれません。
④テクノロジー面
また、こうした覇権争いとは別に、ハード・ソフトでの開発の行く末も気になります。
ドローンはラジコンのような実体を伴うものなので、ハード面(機体)の性能の進歩に焦点が当たりがちだと思います。プロペラとかカメラとか機体維持とか。
一方で、ソフト面も別文脈で市場として伸びていくのでは無いでしょうか。
それこそ、Android端末のGoogleのOSのような入り込み方になると思うので、Googleが入り込んできてこちらは一人勝ちしそうな気がしますが。
また、自動車業界で良く騒がれている「自動運転」ですが、ドローンの方が相性が良い気もします。道路と言う陸路の制限が無いですし、通行人と言う概念も無いですし、マイナスファクターが少ないからです。そうすると、今度はTeslaのイーロン・マスクが入り込んでくるかもしれませんが。こうした「自動航行機能」がどうなっていくのか、実際にドローン空港の管制を見に行った際に突っ込んで聞いてみたいところです。