4. Boundaries
バウンダリー、境界線。
まず最初のヤマ場にきました(笑)
これができればエンパスのつらさ8割解決というくらい大切なことです。
それは、
自分と、自分の感情と、
周りの感情に適切な距離をもつこと。
「わたし」の中心はとても静かで
愛に満ちています。
ゆったりとくつろぎながらも、この瞬間にワクワクしています。
全てを観察し、知っていきたい、学びたい、
新しくなりたい、成長したい、そんな意識のかたまりです。
感情を、周りのエナジーを、周りの人を、
ただ映していくのみです。
でもここで色々と頭と言葉を使って「考えて」しまうから、ありのままの現実を見るのはとても難しい。
言葉で、思考で、思いこみで、
自分オリジナルの歪んだ現実を創り出し、
それを「真実だと信じてしまう」からです。
そしてさらに、
「わたし」が映したそのエナジーを、感情を、「自分のものだ」と思いこんで
「同化してしまう」のです。
エンパスはこの作用がとても強い。
自分と、感情と、周りのエナジーとの境界線がないのです。
全て自分だと思ってしまうのです。
周りの人が創り出した感情やエナジーであっても。
周りの人がイライラしていたり、
深い悲しみを感じたりしていると
エンパスはそれを敏感に感じとり、
自分のオーラ=エナジーフィールドの中に入れてしまいます(心の中心が定まっていなかったり、プロテクションなどしていなければ、無意識に)。
本人としては
なんだか急にイライラや悲しみを感じて、「なんで?」と理由を自分の中に探しだしてしまい、さらに深くその感情と同化してしまいます。
もとはあなたの感情・エナジーじゃなかったのに!
先に感情、感覚がきてしまうのです。
そしてその理由を頭は後から探そうとしてしまうから、どんどんちぐはぐな感じになってしまいます。
本当の本当は、世界に境界線などなく、
全てはひとつです。
つながっています。
でもそれは、心をしっかり個として整えた後に分かる(深く感じられる)ことのように思います。
(私もおそらくそのほんの入口あたりにいるに過ぎないと思います)
思いこみだらけ、言葉で考えすぎてばかりでは、ハートでしか感じられないことを頭で理解しようとしてしまい、堂々巡りになって逆にまた思考と同化して自我を強くしてしまいます。
まずは「わたし」を確立する。
観察意識であることを、
感情や周りのエナジーと同化せずに
静かな心に慣れていくことを
じゅうぶん意識していきましょう。
その心は愛と受容性に溢れています。
本当に「わたし」と繋がれば、
結果全てがわたしだった、と
周りに対しても心が開かれていきます。
境界線を、まずは意識しましょう。
自分の心の本質を見つめましょう。
そこには嵐のような感情はありません。
鏡のように、全てを映してただ観察しています。
あなたは感情でも思考でもない、
透明な心、光です。
究極的には、あなたの心を傷つけるなんてことはできません。
傷を作って見ることはできます。
心を苦しめることもありません。
苦しさを観察することはできます。
同化せずに、外側から見る目線を忘れないでください。
重い、苦しいエナジーはただ通過させてください。雨が通り過ぎるのをただ待つように。
エンパスの方は、その意識にしっかりとどまるようにしていく必要があります。