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漢方薬って効くんですか? その2

2021.09.29 03:35

こんにちは!

necco舎の はなこ です。


書いているうちに収拾がつかなくなってしまった感がありますが><

『漢方薬って効くんですか? その1』の続きです。


長くて理屈っぽいので読むのが大変かも^^;

ご興味ある方だけ読んでくださいね♪


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西洋薬は

特定の何かに効くと言われる単一の成分を科学的に合成して

濃縮して体に入れるものです。


そして狙ったどこか・なにかだけにピンポイントに働きます。



漢方薬は

もともと自然にある植物や、動物や(化石であることも)、鉱物などを

基本的にはそのまま使い(生薬)

組み合わせることで狙った効果を発揮できるようにします。


一つの生薬には、

特定の何かに効くと言われる単一の成分だけでなく

いろいろな成分が含まれているので

どこかの部分だけに強く効くのではなく

身体をバランスさせることで全体を整えます。



だから

原因が特定できないような症状や

いわゆる不定愁訴のようなものは

漢方薬の得意分野であると言われます。


毎日の食事で身体を整えることが出来そうならば

それに越したことはありません。


野菜には優れた薬効があるので

毎日食べる野菜は生薬と同じだと思います。



漢方薬は、

食材だけでは対応しきれないときに

頼るといいのではないかと思います。


一方で

化膿した傷がもとで高熱が出ているような時や

膀胱炎で血尿を出しているようなときなど


急を要する場合は

速やかに抗生剤を使ったほうがいいということが

モチロンあると思いますし


抗生剤に限らず

いざという時にガツンと大きな仕事をしてくれる西洋薬は

とてもありがたいものだと思います。




でも実は西洋薬は

森先生曰く、

「代謝を下げる方向に働くものがほとんど」だそう。


病原菌を攻撃して本体を守る代わりに、

代謝が落ちる=エネルギーを発揮しにくくなる…

つまり、なにか代償を払わなければならない、

ということです。



ココ一発で頼りになる大きな武器ではあるものの(メリット)

使うことで少なからず身体を痛める(デメリット)ことになる。


だから

メリットがデメリットを上回ると考えられるようなときには

しっかり西洋薬に頼るとしても、


そうでないときは別の手立てを考えるのがいいのではないか、

と私は思っています。




私たちの身体が健康でいるために常に働いているのは

私たち自身の整体力(体を整えるチカラ)であり、

免疫力と言われるものです。



強い薬を使って何かをやっつけた後に

自分自身の整体力が残っていなければ、

元のような健康を取り戻すことはできません。




これも森先生がよく仰ることですが


一頭一頭(人も)が

持って生まれた整体力が大きな玉だとしたら


病気をしたり、ストレスが過剰だったり、不摂生をしたり

あるいは強い薬を使って身体が傷めば、

(もちろん加齢でも)


整体力の玉は少し小さくなってしまいます。



なにかを乗り越えるたびに

生まれ持った大事な整体力の玉は少しずつ小さくなっていき

その玉がなくなるときがこの世を去る時だと。




持って生まれた玉は一人一人違って

ものすごく大きくて丈夫な玉を持っている子もいれば

悲しいことに、最初から小さくて弱い子もいます。


だから、持って生まれたその玉を

最大限大きく保つことができるように

食事や運動やストレスコントロールをしていくことが大事。


そして、いざ病気になったときには

いかに整体力を損なわないような方法で治療するかを

メリット、デメリットに照らして考えていく必要があるのではないか、

ということです。



繰り返しになっちゃうけど

ここぞという時、

西洋薬に頼ることが必要な時もあると思います。


ただ、ちょっとした不調で簡単に西洋薬を使うと

根本を正さずに症状だけ消すことに繋がりかねず


一見良くなったようで

実は原因が中に閉じ込められて潜んでいるだけ…ということに

なりかねない上に


当然、身体は傷んでしまう、ということです。



薬に頼り過ぎて症状を消すことを繰り返せば

病態はどんどん複雑になるでしょうし

いざという時に薬が効きづらいということがあるようです。


土台が傷んでしまったために

薬の力を借りても、

病気を跳ね返す力を発揮できなくなってしまった。


つまり

整体力の玉が小さくなってしまった、ということなのかなと思います。





西洋薬は

研究に研究を重ねた科学的な根拠があるし、

いざという時には信頼して使っていいものに違いありません。


でも、

諸刃の剣でもあると思うので

なんでもかんでも西洋薬に頼るのは怖いこと。



日曜日のzoom講座では

中国国内で、中医が力を合わせて

「体質の違う多くの人に効くように」

と考えて処方された数種の中薬(漢方薬)が

早期収束に寄与した旨のお話がありました。

(根拠も示されていました)


なんと、市内で無料で配布されたのだそうです。



身体の持つ力をサポートする働きがある上に

しっかりと効果を期待できる漢方薬は

もっともっと信頼されていいものだと思うし


胡散臭いと敬遠してしまわずに

試してソンはないんじゃないかな、と

私は思います。