それでも「漢方薬は怪しい!」という人に。
こんにちは!
necco舎の はなこ です。
我が家地方、明日はじゃんじゃん降りの大雨みたいです><
雨だとお散歩どうしようかな~って
ちょっと憂鬱になります。
今回の台風は16号。
例年20ナン号くらいまでは来てるような気がするから
まだまだ来るんでしょうか?
私はあまり気圧の影響を受けないタイプだと
自分では思っているのですが
(年中気が上に上がってるらしいので><)
自分でそう思っているだけで
犬も人も体の中は水分でいっぱいだし
急激な気圧の上がり下がりは
当然ストレスになるに違いありませんよね。
気圧が下がっている過程だったり
気圧が下がり切った時だったり
はたまた気圧が急上昇するタイミングだったり…
個体差はあると思いますが
そんなタイミングで大きな体調変化があるみたい。
「頭痛~る」みたいな気圧アプリを使って
変化をチェックするのもいいと思います。
「急に気圧が下がりますよ~」とお知らせもしてくれますよ^^
てんかん気質の子や脳神経の疾患がある子は
気圧の乱高下で
脳の信号に誤作動を起こしちゃうのを防ぐことが大事なんだと思いますが
腰から下を温めることで、
気が急激に上がるのをバランスさせることができるそうなので
腹巻を巻いたり、下半身に温灸したりのケアをしつつ
特に気を付けて様子を見てあげたいところです。
さて、しつこく前回の記事の補足です^^;
できれば
読んで下さればと思います。
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前回までの記事を踏まえたうえで
なお「漢方薬は怪しい!」という人には
おすすめの本があります。
コチラの2冊。
この本、
西洋医学の面からのみ漢方薬を見ています。
中医学的な考えをバッサリ排除しているので
僭越ながら「なんだかなぁ」と感じる部分もあるのですが
(著者は中医学の思想についてはあまり感心しない…という姿勢のようです。)
著者は外科の専門医だそうですが、
漢方は効く!ということに気づいて、漢方の研究会を立ち上げた方。
実例を挙げながら漢方薬の効果や使い方について書いていて
科学的な側面から「漢方薬はこんなに効くんですよ!」と教えてくれます。
科学やエビデンス重視という人には、きっと受け入れやすいはず。
普段使いの家庭薬として漢方を選ぶときに、
わかりやすい指針になると思います。
これは私自身の体験ですが
もう20年くらい前に
子宮がんの健診がグレーゾーンで
3か月ごとに受診+検査しながら1年経過観察…という時がありました。
2回続けてグレーゾーンで
担当医から「数か月後にガン化する可能性が五分五分」
みたいなことを言われて縮み上がったのですが
「ガンにしないために予防的に出来ることはありませんか?」と聞いても
「心配しすぎず心穏やかに暮らしてください」
…的なアドバイスしかいただけず。
まだまだ子どもたちが幼かった当時の私は
なにもせずに、ただ3か月後の検査を待つなどということに耐えられず
「こうしちゃおれん!」「なにかせねば!」と考えて
地元の、祖母が嫁いできたときにはすでにあったという漢方薬局に
相談に行ったのでした。
その時、1時間くらいあれこれ話を聞いてもらって
「こんなこと関係あるのかな」ということまでいろいろ話して
処方してもらった煎じ薬を毎日飲み続けたら
(ちゃんと土瓶で煎じました!)
3か月後の検査では「ガンじゃありません」という結果になったのです。
(その後3か月ごとに1年間は経過観察しました)
もしかしたら、
もともとガン化するものではなかったのかも知れないけれど
でも
結果、病気の疑いが晴れたことが、
胡散臭いと思っていた漢方薬への信頼度を高めました。
ガンかもしれないし、そうでないかもしれない…というとき
西洋医学的には”病気”とはジャッジされないので
検査があるだけで、治療が始まることはありません。
だから病院でしてくれることは何もない。
こんなときこそ、病気に発展させないために何かしたいのに~。
その時の私も
ガンかもしれないという大きな不安に対して
「自分で何かできる」ということがとにかく心強かった!
その時は薬の処方名など全く気にせず、
お茶パックに入った生薬一式を
とにかくありがたく飲みましたが
つい数年前、
多分その時の薬は「当帰芍薬散」だっただろうということが
分かりました。
別の病院で処方してもらった「当帰芍薬散」の匂いで、
「あの時と同じ~」と気づきました^^
犬家族にしたって
「今、あちこち不調だけど
検査も異常ないし、西洋医学的には病気じゃないから
病気になるかもしれないけど、することはありません!」
…っていうとき、辛いです。
食養生も同じだけれど
同じ飲むなら、
病気になってからじゃなくて、ならないように飲みたいですよね。
本当に健康な人や犬が使う必要はないかもしれないけど
病気じゃないけど不調がある、というときに
病気に発展させないために飲むことができるのが
漢方薬だと思います。
ウチのシニアたちは
今は「八味地黄丸」を継続して飲んでいます。
人間でも
40歳を越えたら一生飲んでいいという、腎の力の衰えに対応する漢方薬。
ちなみに我が家の犬たちはみんな漢方薬を嫌がりませんし、
モノによっては好きかもしれません。
うっかりパラパラと床にこぼしたものも
きれいに舐めに来ますよ^^