【ECサイトの売上を10倍に増やす方法】「今すぐ客」より「まだまだ客」の獲得
【ECサイトの売上を10倍に増やす方法】「今すぐ客」より「まだまだ客」の獲得
「埼玉県+ECサイト開設」でGoogel検索で2位を獲得したせいか、最近ECサイト開設のお問い合わせをチラホラいただきます。withコロナの時代になり、実店舗への来客が減少し、それを補うためECサイトを開設したいと考えるお店が増えているようです。
何と言ってもECサイトは、お客さんとの距離が離れていても関係なく、出店先が限定されるわけでもなく全国へと商圏が広がるというメリットがあります。
ただし、同業他社が多く商品名やブランド名で検索する「今すぐ客」の集客は困難だという現実があります。
ですから、ECサイトの集客は、ブログやSNSを使って全国から「まだまだ客」を獲得し、顧客へと育成する仕組みが必要になります。
そこで今日のブログは、最も多い「まだまだ客」の獲得についてお話しします。
【著者プロフィール】
株式会社アクセスアップ/富井清和
1998年東京都千代田区でITベンチャーを起業。 金融機関・放送局・大手電機メーカーを含む約1,500社にも及ぶWebシステム開発に携わる。 主にSEO対策を目的としたコンテンツ作りとページ構成を得意とする。
日頃の業務のかたわらで、船井総研との共同セミナー講師、東京税理士会や杉並区中小企業診断士会への技術研修。杉並区商工会議所や武蔵野青年会議所等でセミナー講師を務めホームページの集客方法について語っている。
多くのライバル店が「今すぐ客」を集客しようとしている
ユーザーは購買意欲と欲求度合を 「①今すぐ客、②お悩み客(全体の9.5%)、③そのうち客(全体の9.5%)、④まだまだ客(全体の80%)」の4つの層に分かけることができます。
直ぐに買ってくれる「今すぐ客」は全体に占める割合が一番少ない層となります。
しかし、多くのライバル店が一番人数の少ない「今すぐ客」をターゲットにした戦術をとっていて、キーワード検索結果ではポジションの取り合い!をしています。
そのため、開設したばかりのECサイトだと「アクセスもなく全然商品が売れない!」という悲しい現象が発生しているのが現実です。
どこで売っているか探しているといった「今すぐ買う客」が全体に占める割合は1%程度だと言われていて、こんな小さな市場をライバルと戦って取り合いをするとなると、これほど費用対効果の低いものはありません。
インターネットは、同時にたくさんの人に情報発信ができるツールです。そして24時間365日休まず働いてくれます。であるならば、全体の大半を占める「まだまだ客(全体の80%)」をターゲットに攻め、意識レベルを育成することに力を入れた方が良いと思うのです。
「まだまだ客」を育成というエレベーターに乗せる
弊社が運営するECサイト「クラシックミニとの暮らしを楽しむ雑貨販売【日遊品1号2号】」では、インスタグラムとフェイスブックを使って「商品はイイと思うけどまだ必要じゃない!」“まだまだ客”を獲得・育成しています。
ミニ関連のハッシュタグでフォロワーを集めたり、実際のイベントで挨拶を交わしたりでフォロワーを集めることもありますが、計6,300人を超えるフォロワーを集めました。
インスタグラムやフェイスブックは、スマホさえあればできる無料のSNSです。いずれもフォロワーの獲得や商品の宣伝はコストがかからずできるため小規模事業者でも気軽に使える手法です。
私がメインに使っているインスタグラムは、運営者が撮った写真を投稿するものですが、ついついその投稿は営業的になりがちなので、「暮らしを楽しむ」として投稿するのはそれをイメージさせる写真を中心にしています。また、時には「ユーザーが購入した商品をストーリーにあげて見たり」もしています。
これは、購入した時のイメージをより具体的にさせてくれる効果があると考えます。まあ一言でまとまると「購買の意識レベル育成につながるキラーコンテンツ」と言えるでしょうか。
また、自分の投稿に対するコメントやそのコメントに返す様子を通じて、お店の人となりを表現することができファン化にもつながります。
最後に
如何でしたか?
今日は、「【ECサイトの売上を10倍に増やす方法】「今すぐ客」より「まだまだ客」の獲得」と題し、SNSを使った独自の顧客獲得方法をお話ししました。
ECサイトの運営には、SNS活用が必要不可欠となりつつあります。
ただ、会社でSNSを運用するとなると、日頃の仕事の合間の運用となってしまい、売上に結びつく成功パターンが見つけ出せないでいるケースが少なくありません。
やるなら、担当を決め、毎日決まった時間に投稿することをおススメします。また、投稿ネタである写真は、美しく。そして数回分は一度に撮り貯めしておくこと。
毎日の決まった時間の投稿と、キレイな写真を撮り貯めしておくこと。 この2点が重要です。