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【撮影レポート】『憐れ、一寸法師!』

2021.09.28 20:23

9月25日、土曜日、くもり。

2021年、年明け間もない頃に、企画を立ち上げてから約8ヶ月になります。そこから沢山のクリエイターやキャストに加わって頂き、次々と制作してきましたが残すところあと2本となりました。


今回の脚本は、映像化作品150本超の高橋祐太さんとSijaさんによる合作です。実績豊富な脚本家による作品ですが、全5本の中でもいちばんハードルの高い作品でした。

メイク、衣装、美術、小道具もなかなか手を抜くことはできず、中でも作品にマッチしたロケーションを見つけることは最も難しい問題でした。何しろ予算がありません。

ダメ元でTwitterでロケーションを求めたところ、お声がけ頂き今回の「スタジオ・フラム」さんで撮影することができました。改めて感謝をお伝えしたいと思います。

さて、撮影日当日は、本隊は朝7時30分に新木場駅前に集合。そこから少し移動してスタジオへ向かいました。スタジオの開くと同時に撮影部、照明部は準備を開始。

キャストのおふたりにも直ぐにメイクアップを始めてもらい、他のスタッフで一斉に美術をセッティング。そして約2時間後、メイク・衣装も万端に整ったところで撮影を開始しました。

本作は、ヒロインを高井晴菜さん、相手役に吉見征樹さんに演じて頂きました。メイク・衣装も作り込む必要がありましたが、キャラクターの造形が鍵を握る本作。おふたりならこの作品の世界を目一杯広げてくれると思い、お声がけさせて頂きました。


事前に行った読み合わせで、「あ、イケる!」という手応えがありましたが、おふたりには少しばかり体を張って頂いてアクションシーンも見事に演じて頂きました。

今回は、これまでで最長の12時間をかけて撮影しました。撮影監督の大坪さんに様々なアイデアを出してもらい、オトギショートフィルムズならではの一寸法師を描くことができ、今から映像があがってくるのが楽しみです。


劇伴をのせた時、どんな作品になるのか……少し怖くもあり、楽しみです! ひとつひとつ作風のまったく異なる作品を次々演出する日々は、なかなかスリリングです。しかし、いよいよ残すところあと1作品となりました。振り返るとほぼ丸一年、この企画と一緒に暮らしてきましたので、何だか卒業間近の生徒のような心境。

沢山の方に楽しんで貰えるものを最後にもう一本作りたいと思います。


▼『憐れ、一寸法師!』の作品ページはこちら!

https://otogi-conversations.themedia.jp/pages/5165140/boushi