Neck
2017.03.24 09:58
油分が多く黒の強いハカランダ指板。
ポジションマークはバルカン・ファイバー製、マットで光沢のない通称"クレイ・ドット"。
フレットはヴィンテージタイプの細めの物に交換されております。
頭の"2"はストラトのモデルコード、"OCT 63"から63年 1月に作られたネックだとわかる。
62年頃からナット幅を選択できるようになり、アルファベットはその種類を表している。"B"の太さは標準サイズ、1 5/8インチ(41.275mm)となっている。
ネック裏にもネジ穴の他に、治具を取り付けた穴があいている。
62年後半から採用されるラウンドボード指板。それまでのスラブボードの中低域が強調された鳴り方から、バランス良く芯がありながらも高音域が抜けるサウンドになっている物が多い。
ネック裏の状態もよく、木独特の艶感が手に吸い付くような感覚を生み出している。
1フレット付近にマスキングテープを貼ってみたところ。滑らかな曲線を描く細身なシェイプになっている。こちらのネックは63年ならではの太すぎないシェイプながら若干厚みがあり、サウンドにも中低域のコシ感が強くある。
58年以降の上部までタップが切られたタイプのジョイントビス。