Neck
2017.03.24 10:00
エボニーの様に黒みが強いハカランダ指板。
ポジションマークはバルカン・ファイバー製、マットで光沢のない通称"クレイ・ドット"。
フレットもオリジナルを保っている。
頭の"2"はストラトのモデルコード、"JUL 63"から63年 7月に作られたネックだとわかる。
62年頃からナット幅を選択できるようになり、アルファベットはその種類を表している。"B"の太さは標準サイズ、1 5/8インチ(41.275mm)となっている。
62年後半から採用されるラウンドボード指板。それまでのスラブボードの中低域が強調された鳴り方から、バランス良く芯がありながらも高音域が抜けるサウンドになっている物が多い。
59年以降の深めのネックポケットにより、ボディーからのネックの飛び出しが低くなっている。
59年のローズウッド指板導入時期から、フレットはタングのついていない物を6弦側からスライドして取り付けられており、1弦側から見ると断面が綺麗に尖っている。
現代のギターの様にネックポケットをピッタリにしておらず、意外とラフな設計で作られている。