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【特集】えとにまつわるはなし

2021.10.21 00:35

秋頃から年末にかけて来年の干支の置物等を見かけるようになります。

さくらほりきりでは、お客様が作る時間が必要なことから、毎年初夏頃からの早めの商品販売をしております。

ご購入いただく皆さまには、それぞれに色々な目的があるかと思いますが、そもそも“なぜ新年に干支を飾るのか”とふと疑問に思いました。

「新年をスタートする上でその年の干支を飾るとなんだか縁起が良さそうだから」となんとなく思っていましたが、改めて干支について調べてみました。


なぜその年の干支を飾るの?

その年の干支には「時の運」が宿っているとされています。その干支を飾り敬うことで、開運を導き「家内安全や商売繁盛」などで守られるからだそうです。

また、その年の干支(動物)によってその性質も違ってきます。


寅は邪気を祓い、福を運ぶ縁起のよい動物!

「虎は千里行って千里帰る」ということわざにもあるように、高い行動力と強い生命力であらゆる厄災を払うとされています。

鋭い眼光で四方八方を睨む虎は、昔から「八方睨みの虎」と呼ばれ、魔除けや厄除けとして、掛け軸などにも多く描かれてきました。

また、黄金の縞模様であることから金運アップの象徴としても有名です。「寅の日」に新しいお財布を使い始めると、出ていったお金を呼び戻してくれるとも言われています。


知ってた?!干支と十二支の違い

干支(えと)と言われると「子・丑・寅…」と誰もが唱えたことのある動物をイメージする方が多いかと思います。しかし、この動物に当てはめて表現することを「十二支」といい「干支」とは言わないのです。


それでは「干支」とはなんなのでしょうか。

干支は古代中国で生まれ、年月や時間、方角を示すために用いられました。

その成り立ちは...

十干(じっかん):「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10の要素

十二支(じゅうにし):「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の12の動物


この「十干」と「十二支」を組み合わせて表したものを「干支」と言います。その種類は60種類あると言われていて、干支が一巡してちょうど戻るタイミングが60歳になることから「還暦」と言われるのです。

ちなみに、2022年の干支は壬寅(みずのえとら)です。