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BA’z LIFE

MINAMATA

2021.09.29 20:29

365日

BAの絵手紙🌟歳時記


9月30日


MINAMATA

 

ジョニーデップっておじいさんだったっけ?

 

映画を見終わってしばし無言の娘が

感動した~のあとの一言

 

いやぁ すばらしかった

映像もセリフも ジョニーデップが制作したってことが、

主役はもちろん

すべての役者さんのどのシーンからも

スクリーンを超えてこみあげてくる情熱

 

熊本に住んでいながら

教科書の中の

四日市ぜんそく、イタイイタイ病、水俣病

日本の公害

ペイジの活字のままが

まゆをしかめるくらいしかなかった思いが

54年目にして

ジョニーデップに魅せられた

 

ビューティフォー

 

ほんとうに 美しかった


はたらく人たち

その家族のキズナ

苦しみ

貧困

静かで力強いマグマのような

愛情

 

1枚の写真が 映像となり

あとからあとからシーンがよみがえり

こうして眠れないでいる

 


ジョニーデップより先に

「やうちブラザーズ」のライブをちいさな町のまつりで

たまたま 初鑑賞

あまりのおもしろさ

あほなのよ~♪を2年経ったいまだに3才と5才と口ずさむ

 

またみたくって

あの人たちはいったい何者なのかと

ググってみると

赤い人のインタビュー記事に行き着いた

 

赤い人は本職の漁師さん姿で

母を通した

水俣病を語っていた


会ってみたい 話を聞きたいと

イベントを探すが

コロナ禍だからか

見つけられず

どれだけの人生だったかと

思いだけを募らせていた

 

その内容と

今日の映画が重なって

なんてこった!とドクドクしてる

 

同じ日本、同じ熊本にいながら

人ごとのように教科書の中のことにしてきた

 

まだ日曜日に観たばかりの

風の子九州の「日記図書館」

そのまえのこまつ座の「母と暮せば」

 

いま、過去のことにしないさせない人たちの熱情に

はじめて生々しく 感じられている

 

きのうも書いたが

ひとの仕業で命を脅かされ

こうして 人の仕業で世に知らしめ ぼんやり暮す自分にまで届いた

人間の人を思う美しさ

 

 巨大な悪と闘うエネルギー

あのジョニデが!


ひ弱なイメージだったのが

野太い骨のある人だったとは!


こんな世界に伝える力のある

役者さんたちが

水俣を深く描き発信されたことが

すばらしい





まず 正月休みに

水俣へ行く


映画にかかわるすべての人たち

肥薩おれんじ鉄道と

芦北町


MINAMATAの勇気を

ありがとうございました