遺されたお家を受け継ぐ
先日、リフォームコンパス東京表参道店にS様がご夫婦でお越しくださいました。
元々、暮らしの診断シートからお問い合わせをいただいておりましたが、
最初に簡単なご質問をさせていただくメールをお送りしたところ、
来店のご相談予約をしていただくことになりました。
S様のご計画内容をお伺いさせていただくと、
元々奥様のご両親がお住まいだった木造のお家で、
他界された後、現在はS様の息子さんご夫婦がお住まいになっていらっしゃるとのことでした。
築年数は50年以上経っていらっしゃるとのことで、建物全体的に補強や補修が必要と思われます。
息子さんがお住まいということもあり、前から耐震性を気にしていらっしゃったとのころ、
また屋根なども古く、各所に傷みも出てきているので、今のうちになんとかしておきたいというお考えです。
築年数が古くなってしまっているお家は、実際にはたくさん存在していますが、
やはり劣化が進んでしまうと、より補修には費用が掛かってしまうこともあるので、
最低限の定期的なメンテナンスをしておくことが理想かと思います。
またポイントとして、築50年以上というと、昭和56年に設定された
建築基準法上の「新耐震基準」以前の建物という事になりますので、
元々「耐震」という考え方が取り入れられていないということが分かります。
これまでの大地震の際に、この新耐震基準以降の建物か、以前の建物かによって
倒壊してしまう可能性が大きく変わってしまうことが分かっていますので、
やはり今の技術でしっかりと補強しておくことも大切な要件になってくるのではないかと思います。
S様は行政の耐震助成金の申請の方も進めておられましたので、
同時進行でリフォーム会社とのご相談を進めていただくことが良いということで、
耐震補強もしっかりとこなせる3社をご紹介させていただくことになりました。
S様からは、
「昨日は丁寧なご対応、どうもありがとうございました。
とても分かりやすい説明で、不安が解消され、元気が出てきました。
家族の協力も得られるように頑張ります。
今後もよろしくお願い致します。」
というメールもいただき、とても喜んでいただけました。
ぜひご両親から受け継がれたお家を、息子さん世代につなげていくために
安心できるお家にしていただけたらと思います。
S様、ご来店ありがとうございました。
Kousuke Kitamura