自然に沿った暮らし
Facebook・本間真二郎さん投稿記事
シンプルで丁寧な暮らしを楽しみ、育むことをコンセプトにしている雑誌「天然生活」の今月号(2020年11月号)に私の特集記事が載りました。
いつものように、とても丁寧に、くわしく取材していただきました。スタッフの皆様、ありがとうございました!
今回の特集は「病気にならない体をつくる」です。私の記事は「無理をせず、感染に備える暮らし」として、素晴らしくまとめていただいています。
いつものように、雑誌「天然生活」は写真もとってもきれいですね^^
内容は、以下になります。
①日々の食事づくりでの実践 ②免疫力を高める暮らし方
③免疫力を落とさない工夫 ④新型コロナQ&A
⑤今後のコロナと私たちの生き方
・・・
興味を持たれた方は、ぜひ今月号の「天然生活」をご覧ください。
また、私の新刊「ワクチンよりも大切なこと」は、まもなく(10/8)店頭でも発売になります。
https://www.amazon.co.jp/dp/4065248108/
ワクチンを打った人、打っていない人、ワクチンに迷いがある人、必見! 3回目の接種も現実味をおびるなか、私たちは新型コロナワクチンとどう付き合っていくべきか。その答えがここにある!
感染の「本当の原因」は私たち自身にある。ワクチンにすべてを託すのではなく、「免疫力」と「抵抗力」「解毒力」を生活のなかで高めていくために私たちが見つめ直すこと――。著書は、栃木県那須烏山市の自然派医師で、アメリカ・NIH(アメリカ国立衛生研究所)出身のウイルス学研究者。自然に沿った暮らしを実践するなかでの、「自己軸」からの感染対策のすべてを網羅しました。ワクチンという「他者軸」に頼るのでなく自己の内面の力「自己軸」により、感染の恐怖から身を守るための一冊です。
〈著者メッセージ〉
本書には大きく4つの狙いがあります。
1=新型コロナに対しての「認識のズレ」を正す
新聞、テレビなどメディアの影響により、「コロナ恐怖症」にいたっている人がとてもたくさんいます。それらを理性的に解消するために、厚生労働省をはじめとするオープンデータなどから明確に示しました。
本書を読めば、必要以上の不安に駆られている人、そのために活動を制限したり、経済的に困窮したりしている人、本当の意味で生きる楽しみを失ってしまっている人に希望を与えられると思います。本書は読者のみなさんを不安に陥れるような情報ではなく、何よりも必要な安心を与えられるものだと思います。
2=ワクチンについて、正確な情報をつかみ、考えてほしい
ワクチンについては、「ワクチンに関する決まり」「打つかどうかは、自分の意思で決める」「ワクチンの歴史的意味」「ワクチンの必要性について」から、「その効果」「副作用」「接種の影響として考えられること」「自然感染との違い」など、これまでに私が書いたことのない視点も含めて記しました。
「本当はワクチンを受けたくないのに、同調圧力で受けざるを得ない。なんとかならないでしょうか……」という問い合わせが、毎日のように寄せられます。現在の「同調圧力が強い世の中」では、自分の意思を示すためには強い説得力が必要になります。そんなときに、本書の内容を順序だてて説明すれば、ワクチンを強制されることも、強制することもなくなる内容になっていると思っています。
3=免疫という体のしくみを知る
4=あらゆる対策は、「他者軸」のものから、「自己軸」への転換が大切
新型コロナウイルス感染症も含めた、あらゆる病気の本当の原因は、自分自身にあります。新型コロナウイルスの感染流行は、そうした内なる力を見つめ直すきっかけでもあるのです。
https://tennenseikatsu.jp/_ct/17475770 【健康状態を知るには便を見るのが一番|本間真二郎先生の病気にならない暮らし方】より
読みもの連載病気にならない暮らし方本間真二郎
栃木県那須烏山市の「七合診療所」所長で小児科医、微生物学者の本間真二郎先生。自身の健康状態を知るには、便のチェックが大切と教えてくれました。色や形、柔らかさなど、確認すべきポイントについてもご紹介します。
(『天然生活』2021年10月号掲載)
便を確認することは最も手軽な健康診断
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
皆さんは、毎日自分のウンチを見ていますか? 便は、いまの健康状態をチェックできるバロメーターです。
みんなが自分の便を見なくなっていることで、自身の体調や食べものによる変化などに気づきにくくなり、生活の改善にもつながらなくなっています。そのことが原因で、現代人の病気が増えているという説もあるほど。
健康の要となるのが腸内細菌であるということは繰り返しお伝えしていますが、腸内の状態を最もわかりやすい形で見られるのが便なのです。
便は水分、食物の残りカス、体内で吸収できない食物繊維や腸内細菌の塊でできています。ですから腸内細菌を整えれば、よい便が出るわけです。
では、よい便とはどんなものか。まず毎日1回は出ること。人によっては1日3回出るという人もいます。規則正しい生活をしていれば、便も毎日大体決まった時間に出るはずです。
理想はつるんとしたバナナのような便。硬すぎず、軟らかすぎず、太すぎず、細すぎず。また、本当に腸内の状態がよければ、においもそれほどくさくなく、トイレットペーパーで1〜2回ふけば汚れが取れるはずです。
色については、注意すべきは白と黒、そして明らかに出血がある場合。白は、胆道系統の異常を示すサインの場合が。また、黒は消化管内部で出血している可能性があります。
このような場合は、病院で診断してもらうとよいでしょう。よく赤ちゃんのウンチが緑色だとあわてる人がいますが、これは心配ありません。
便秘や下痢の原因は多様なので一概にはいえないのですが、いずれにせよ腸内の状態が正常ではないということです。便秘がちの人は、運動や水分が不足している可能性もあります。
また、現代人の便の量は昔の3分の1ともいわれていますが、これは食物繊維の摂取量が圧倒的に足りないから。便を軟らかくする水溶性食物繊維と硬くする不溶性食物繊維の両方をバランスよくとることが大切です。発酵食品をとること、冷たいものをとりすぎないことも同様に意識しましょう。
まずは毎日、自分の便をチェックするのを習慣にしてください。あまり一喜一憂する必要はありませんが、便秘や下痢が続いたり、理想の便とは違うものが長く続いたりする場合は、食事や普段の生活を見直してみるとよいでしょう。
便を毎日観察するうちに、少しずつ腸内の状態や体調、日々の生活との関係性もわかってきます。自分の便を確認することは、最も手軽な健康診断なのです。
〈取材・文/嶌 陽子〉
本間真二郎(ほんましんじろう)
小児科医・微生物学者。2001年より3年間、アメリカにてウイルス学、ワクチン学の研究に携わる。帰国後、大学病院での勤務を経て2009年、栃木県那須烏山市に移住。現在は同市にある「七合診療所」の所長として地域医療に従事しながら、自然に沿った暮らしを実践している。著書に『病気にならない自然な暮らし』(マキノ出版)など。2児の父。