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【例】エントリーNo.0 慈

2021.09.30 11:15

プライベイトのサポート&サポート企画にエントリーしていただいた際のHP反映例です。ご応募いただいた文書・イメージは以下のように掲載予定です。参考にして下さい。

※写真:過去作品

【作家名】慈(いつき)

【略歴】

1986 東京都出身

2010 明治学院大学文学部芸術学科メディア系列長谷川一ゼミ第一期卒

【展示】

2019 KITCHEN展/ART Space ZERO-POINT(東京)

   健康な街@プライベイト(「スーパー・プライベートⅣ-きっとくる-」)/プライベイト(東京)

 2021 グループ展 「明滅/通電 」 /プライベイト(東京)

   グループ展「声の棲み家」/プライベイト(東京)

※写真:展覧会イメージ

【企画展覧会タイトル】

 「スーパー・プライベートⅣ-きっとくる-」

【ステートメント】

「スーパー・プライベート」という連作において「私と公の大きな飛躍」を掲げ、作品の大きな要素として「在」を扱ってきた。

(日本初の飛行機死亡事故を扱った1作目では会場に鎮座するその土地の巨石、

2作目では常に鑑賞者の横にいる着ぐるみを着た作家本人、

3作目では会場で誕生日の準備をする作家の娘が「在」にあたる。)

私的なエピソードを多分に使用する私にとって、その作品を外へ開く方法として

「第三者のまさに目の前に実物が存在する」ということは不可欠な要素だった。

4作目にあたる今回の舞台は長年放置されていた家主不在の民家だ。

生活に合わせて設計された箱である以上、家は待つ。

私は最近、小学生の娘と供に、自宅のマンションのベランダにて毎晩「 」を待っている。

そのマンションはちょうどこの民家から川を挟み、スカイツリーの方角に背を向け見上げた先にある。

サミュエル・ベケット の戯曲「ゴドーを待ちながら」は、

二人の浮浪者が『ゴドー』を待ち続けるも、

『ゴドー』は最後まで現れない、

という不条理演劇である。

我々はこの街で誰かと誰か、何かと何かの目的が重なり、

思いもよらぬものから待たれ、あるいは待ち続ける。

今作では、現実の不条理をゆく人間の営み、

そして自ら身を投じているこの時代の一幕として、

演劇ではない方法で、ベケットへのオマージュを試みている。

【展示方法】

プライベイトの3階を使用し、プロジェクターにて約5分の映像を天井に投影。また、部屋にある電話番号に電話をすると作家によるパフォーマンスが始まる。


※写真:過去作品