ゾマホン・ルフィンさん🇧🇯
皆さんは、この方をご存知ですか??
ベナン共和国の外交官であり、
日本でタレントとしても活動している
ゾマホン・ルフィンさん。
この方の人生は、なかなかに壮絶なものでした。
彼が生まれたのはベナン共和国のダサズメ・イガンガン村。家には水道も電気もありません。毎日往復5時間かけて学校に通い、学校から帰るとお母さんの畑仕事の手伝い、そして夜になると街灯のある外で勉強をしていました。
そんな彼は優秀で、当時ベナン唯一の国立大学に合格しました。しかし学費どころか、文房具を買う余裕さえない状況でした。
そんな時、彼は日本という国に興味を持ち、高橋政昭さんの援助のもと、日本にやって来ます。しかしアルバイトとして働いていた工場で事故が起き、左手の人差し指を失いました。治療費や入院費などを負担してくれたのは高橋さんでした。
その後高橋さんが亡くなり、『日本とベナンの架け橋になってください』という遺書を読んだゾマホンさんは、日本で必死にアルバイトをし、お金をベナンに送り続けました。そんな時、外国人スカウトから声をかけられ、テレビ出演することに。後に彼が書いた本『ゾマホンのほん』が日本で出版されると大ヒットしました。
ゾマホンさんは、国を発展させるためには教育が必要不可欠だと考え、識字率が約3割の母国に、自費で小学校を建設。
その他にも、大統領特別顧問、駐日特命全権大使、NPO法人の設立および運営、ベナンへの医療援助など、幅広く活躍しています。
その功績が認められ、2001年に世界最優秀青年賞、2002年にベナン共和国国民栄誉賞を受賞しました。
彼は日本に、正しい歴史を知って欲しい、と訴えています。アフリカはたしかに発展が遅れているけど、遅れてしまったのにはきちんと理由がある。その歴史をきちんと知って欲しい。
力強く語るゾマホンさんの姿はとても印象的です。
彼は現在も、日本を拠点に活動し続けています。
この記事を読んでくださった皆さん、まずは正しい歴史を知ることから始めませんか?
読んでくださり、ありがとうございました!