キユーピーの動物虐待
食品大手キューピーの動物虐待が、動物擁護団体PETAのアジア支部によって公開されました。日本ハムの記事に続き、報告の全文和訳を掲載します。
記事原文:https://investigations.peta.org/miyapo-egg-farms-japan/(2021年10月1日アクセス)。
キユーピー、卵を手放せ! 暴露動画はマヨネーズ生産の鶏虐待を捉える
PETAは国際的なマヨネーズ・ブランドのキユーピーに、卵(と虐待)を手放すよう求めている。これに先がけ、PETAアジアは負傷と病気を抱える鶏たちの衝撃的な動画記録を入手した。現場は日本の会社ミヤポーの養鶏場で、虐待される鶏たちの卵はキユーピーへ行くという。
採卵業で苦しむ鶏たち
ミヤポーの養鶏場では、作業員が鶏をつかみ、翼を強引にねじって、鶏舎の2階から落としていた。
不要な鶏たちはビニール袋に詰め込まれ、窒息するに任されていた。
病気や負傷を抱える鶏たちは、羽を広げることすらできない小さな檻に閉じ込められていた。
多くの鶏はストレスのあまり、みずからの羽をむしっていた。
雌鶏たちは卵管脱(自然からかけ離れた数の卵を産むよう強いられることに起因する痛ましい病状)に苦しんでいた。
檻の金網に絡まった鶏は見向きもされず、長く苦しんで死んでいくままにされていた。力尽きた後は、作業員に放置された死体が仲間の脇で腐っていく。
ミヤポーの惨状は例外ではなく通例である。先月PETAアジアが公開した動画記録も似たもので、日本最大の鶏卵企業イセ食品に属する農場の甚だしい虐待と放置を収めている。イセ食品は東京オリンピックでの卵提供を承認された企業である。
行動を!
鶏卵業界は知能も感覚もある鶏を商品として扱う――命と心を具え、家族を愛し、みずからの生を重んじ、死を望まない生きものとしてではなく。
PETAはキユーピーに対し、卵不使用マヨネーズのみの生産に移行して鶏虐待への加担をやめるよう求めている。応援してくれる方は、キユーピーの代表取締役社長、長南収(ちょうなん・おさむ)にメッセージを送り、消費者は虐待を伴わない食品がほしいと伝えてほしい。
※ 訳者注
PETAの元サイトではこの後に投書フォームがある。これは転載できないので、代わりにキユーピーの問い合わせ先を示しておく。
住所:〒182-0002
東京都調布市仙川町2-5-7
仙川キユーポート
キユーピー株式会社お客様相談室 行
電話番号(お客様相談室):0120-14-1122
メール(お問い合わせフォーム)はこちら。