ブリーチ1回でホワイト領域のカラー
大阪、心斎橋アメ村の美容室 DIORAMAで美容師してます野村です!
今日書くのはタイトルにある通り
ブリーチ1回で作るハイトーン
です。
ひと昔前はブリーチを2回3回、はたまた4回!?って重ねるのがポピュラーでしたが、今は理論も確立されてきて考え方が変わってきましたね。
もちろん今でも2回に分けてブリーチすることだってありますが。
複雑な履歴をあぶり出す為に1度弱いブリーチでジャブを入れたり…etc
そもそもなぜ出来るだけ1回のブリーチで済ませるかと言うと、
シンプルにその方がダメージを抑えやすいから
です。
ブリーチ剤がついた髪の毛はとてもデリケートな状態になります。
その状態の髪をコーミングしたり、塗布での摩擦があったり、テンションがかかったり、、そういった物理刺激で髪の毛はダメージしていきます。
もちろん薬剤によるダメージもあるのですが、薬剤ダメージオンリーでボロボロになったり切れたりすることって、かなり攻め込まないとなりません。
なので、物理刺激に直面するシーンをできるだけ減らす事がダメージの低減へと繋がります。
何もブリーチに添加するものだけが"ケアブリーチ"ではありません♪
あとは最小限のpHの移行で済むのも関係あるかもしれません。
という前置きからの実例。
ご新規様でして、パーマ履歴が2回程だそうです。
ここからブリーチしてハイトーンにしていくのですが、懸念としてはパーマ2回。
かつ、どのような薬剤でどのようにパーマをかけたか分からない状態。
なーのーで、MAXパワーのブリーチよりは、穏やかに反応してくれるブリーチを調合して、あとは髪の毛の状態を見ながら放置タイムを決めることにしました。
白系パウダーブリーチにクリームin オキシは3%という調合でいきました。
山盛り塗布しますが、頭皮にはブリーチを付けないように配慮して
滲みない、痛くないブリーチを心がけます。
で、抜いた後がこんな
かんじ。
これぐらいの明るさも、きちんと理解して行えばブリーチ1回で叶います。
見た目にもブリーチでボロボロになった感は無いと思います。
で、そこから後はオンカラーすると
こう、
なり、
ました。
綺麗なブリーチベースを作れると、褪色もスーッとした感じで抜けてくれるので色落ちしても綺麗かなと思います。
とまぁ、今日はそんなお話でした。
ご参考までに。