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Classic Music Diary

FACE(S) A FACE(S)

2021.10.05 03:08

Romain Leleu Sextet              (harmonia mundi) 44.1kHz/16bit

1983年フランス生まれのRomain Leleuは、パリ国立音楽院を卒業したクラシックのトランペッターであるが、一貫してソロ・アーティストの道を歩んでいる。

手がけるジャンルはバロック音楽から現代音楽まで幅広く、2018/2019年はハイドンに取り組み、次回はショスタコーヴィチ だという。一方で積極的に他ジャンルの音楽をレパートリーに取り入れており、前作ではマイケル・ジャクソンなどのロック、ジャズではチャーリー・パーカーの曲を取り上げている。

今回は映画音楽特集。この10年間共演してきたストリングス”Convergence Ensemble”を新たに“Romain Leleu Sextet”と名前を変えての作品。

トランペットとストリングス5本というユニークな編成が特徴で、何でも表現してしまうLeleuのトランペットが主役なのは言うまでもないが、それぞれの楽器がもつ可能性を巧いアレンジで追求し、ジャンルを問わずに音楽の楽しさを伝えているところが魅力だ。

彼らのコンサートは世界中でとても人気が高く、大手のマネジメント会社がついてこの10年で公演は500回を超えており、地域を超えて愛されている。

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