こうじ甘酒の作り方
少し肌寒い朝の目覚めに、できた温かい甘酒が沁みる季節になりました。
そういうと、なんとなく冬のイメージの甘酒ですが、実は甘酒は夏の季語。
シーズンは夏です。
昔、寒仕込みに忙しい酒蔵や味噌蔵、醸造所などが、手が空く夏に甘酒をつくり「悪酔いしない」などと売り出したのが、夏の季語になったルーツだとか。
でもあながち間違いではく、ブドウ糖や必須アミノ酸、酵素の働きから「飲む点滴」と称されるほど栄養価が高いので、夏バテ予防にはもってこい。
なので、季語が夏なのは、ちゃんと適してるんですね。
知ってか知らずか、昔の人はすごい。
他にも、代謝促進、腸活、免疫力アップ、美肌効果も期待できますから、麹の力はホントにありがたいですね。
さて、こうじ甘酒の作り方ですが、炊飯器を使った簡単な作り方をご紹介します。
このレシピでできる甘酒は、食感はサラサラで、薄めずストレートでいただけます。
ドロッとした、濃縮タイプではありませんが、間違いなく美味しくできます(店主感覚)。
お試しください。
<材料>
米こうじ 300g (wakete.量り売り)
塩 ひとつまみ (wakete.量り売り 10gからお分けできます)
ご飯 おしゃもじ1杯分
水
①おかゆを作る
小鍋にご飯とお水(ご飯の倍量〜)を入れ、塩をひとつまみ入れて中〜弱火で煮ます。
吹きこぼれ寸前で火を止め、10分ほど蒸らします。
②おかゆを炊飯器へ
小鍋のおかゆを全て炊飯器にうつします。
お水を足して、白米3合の目盛りまでお水を足します。
※水を足すと、たいてい60度以下に冷めていると思いますが、熱い場合は60度以下に下がるまで待ちます。
※60度以下なら低温でも大丈夫です。
③米こうじを入れる
60度以下になったら、米こうじを入れ、おしゃもじで混ぜ合わせます。
④加温発酵5時間以上
炊飯器の「保温」機能で温めて発酵させます。
※炊飯器の蓋は開けたまま。
お釜には、濡らして絞った布巾などを被せて保温します。
※炊飯器の蓋をすると温度が上がりすぎ、麹菌が死活して発酵しませんので注意。
⑤完成
最低5時間から。8〜10時間ぐらい加温できるとより甘さがでます。
味見して、好みの甘さになったら完成です。
⑥保存
煮沸消毒などした清潔な容器に移し替えます。
米の粒が気になるときは、ブレンダーやミキサーなどで撹拌されるといいと思います。
冷めたら冷蔵庫または冷凍庫保存。
冷蔵庫では1週間〜10日、冷凍庫では3ヶ月ほど日持ちすると言われています。
栄養価が高い分、雑菌の繁殖も早いので、早めに消費されるのがいいですね。
我が家では、毎朝朝食時にいただきます。
ブドウ糖で寝ていた頭や体もスッキリします。
ドレッシングにも使えます。
酢、甘酒、塩麹、オリーブオイル(wakete.量り売り)、豆乳(あるとクリーミー)
適量合わせて混ぜます。
サラダに美味しいですよ〜
味噌と合わせて甘味噌ダレや、お菓子やパン作りにも、お砂糖がわりに使えます。
美味しくたべて、元気に過ごしましょう。