御岳スカイライン田ノ原駐車場
2021/10/02-2021/10/03
御岳スカイライン田ノ原駐車場
例によって石川県在住の先輩と日程,場所を合わせて観測に行こうという話を持ち掛け,関東出発組は5人(ともう一台)で御嶽へと向かった.
これは石川県との中間地点として落としどころを探し,良さそうな場所として持ち上がった.
光害マップ的にもかなり暗そうであり,また標高も約2200mとかなり期待が高かった.
しかし,片道300km時間にして休憩込み6時間半と長旅ではある.
また今回シェアモビという日産のカーシェアリングサービスを利用したのだが,これがいつからか運転手は予約者の一人のみという制約が付いたせいで一人でこの長い道のりを運転することとなった.
シェアモビの利点としては距離料金が0であるという破格のサービスであるという一点である.しかし今後は長旅する場合はタイムズカーシェアで運転手を交代しながらの方が良いだろうと思った.これらについて料金的な考察は後に記述する.
到着時の御嶽である.雲がかかっていたがこの日はこの後一晩中晴れて絶好の観測日和であった.台風一過というのもあったろう.
お試しでタイムラプスも撮影してみた.
この日は到着も早かったこともあり,いて座さそり座といった夏の星座たちがまだ見えていた.また私としては6mmのアイピースを買ってから初の観測会であったこともあり,沈む前にと急いでメシエ天体を片っ端から導入した.
M4,M80,M62,M19,M7,M6,C76 さそり座の天体である.
M7,M6は双眼鏡で観察すると同時に拝むことができまさに見事の一言に尽きる.
使用している双眼鏡は賞月観星の6.5x32である.この双眼鏡がこれまた良いものである.
M69,M70,M54,M28,M22,M8,M20,M21 いて座の天体である.
このあとへびつかい座にも挑戦するがM9は見えたがM107がなかなか導入できず心が折れ断念.
購入した6mmのアイピースであるが,これも不満なく見えてなかなか良かった.残す機材はカメラ三脚だろう.
またメシエマラソンRTAなる遊戯を開発しようと試みたがもう少し考える必要がありそうだ.
RTA(リアル天体観測アタック)として今後もいくつか動画を作りたい.
そして冒頭のアンドロメダ銀河を今回は撮影した.そこそこですね.
観測地としての評価であるが,とにかく空が暗く現地の光害もなくとても良い場所であった.電波あり,仮設トイレあり,この日は同業者はいなかったが登山客と思しき車の出入りがあった.風もなく気温は低かったものの凍えるほどではなかった.
なにより眼視でM110がM31のわきにはっきりと見えたのはなかなか感動が高かった.
そして何よりその御嶽である.
朝焼けに燃える御嶽,いつかその山頂にも行かねばならぬと思った.
この日は車を10:00-22:00とかなり時間に余裕をもって借りていたので朝食を箕輪でとり,諏訪湖近くの湯に浸かって帰宅した.
以下,タイムズカーシェアで車を借りて御嶽に行く料金シミュレーションである.
シエンタ、プレマシー(7人乗り)等のミドルクラス
11000円/36h
距離料金
16円/km*600km(片道300km)=9600円
調布→伊那 4940円(平日料金)*2
計30480
4人だと7620 休日料金だともう少し安い
社会人になったらこれくらいで観測に行けるというのは安いように思う.
あとは毎新月期に晴れてくれることを祈って.