セーターをリペア
まだまだ暑い日もありますが、上着がないとね?という日も……
冬の準備には早いと思われるかもしれませんが、油断しているとアッという間に季節が移り変わっていたりして…
冬に備えて今持っているセーターを染替えませんか?
ピンクのタートルネックのセーター(ウール100%)をRit染料(タン)でリペアしました。(規定量で染色)
年齢とともに似合わなくなった、今年の流行りの色にしたいなど思いはいろいろ。
今持っているセーターを染替えてリペアに挑戦。
難しいことは特にありませんが、白いセーターを染めるのと違う点が一点。
綿・麻・レーヨンと違ってウールは脱色できません。元の色が影響するのです。
元の色が淡い場合で、染め替える色が濃い場合(黒やネイビーブルー)などは考慮しなくてもOK。
また、濃い同系色で染替える場合もしかりです。
しかし、元の色が淡い場合でも、反対色や同系色ではない色に染替える場合は注意が必要です。
その影響がどのくらいあるかは、染めてみないとわからないところがあります。
試し染めできる場合はいいですが、できない場合は思い切って染めるしかありません。
その時、元の色の影響が出て欲しい場合は染料を少な目にして染め、様子を見るなど工夫してください
次に、ウールを染める場合の注意点ですが、ウールは細かい繊維が絡んだり、高温で染めると縮みます。
ですから、染色温度は40℃以下、軽く押すようにして染め、かき混ぜるのは厳禁です。
そのため、染色液に溶け残り(特にパウダーの場合)があるとそのままセーターに付いて発色したりする場合があります。面倒でも高温にして良く溶かしてから温度が下がるのを待って染める様お勧めします。
また、染色液に浸ける前には全体を濡らしておかなければいけませんが、ウールは水をはじくため、濡れていないところがあれば染色液がなかなか浸み込まないのでムラ染めの原因になります。
タートルネックの場合、襟(筒状)の内側が着た時には外側になるので、染色液が良くいきわたるよう注意しましょう。
いろいろ注意点を上げましたが、まずは染めてみましょう。
まだ気温が高いこの時期にウールを染めると、染色液の温度が下がり難いので、良く染まります。
今がお勧めです!