どんな営業がしたいか?仕事を選ぶ際のヒント
営業がしたいです!という方は多いです。
それは
営業職の求人数が多いから
何をするにも営業で結果を出してからという仕組み上の理由の場合もあれば
人と話すことが好きだから
など、日常で理解している自分自身の性格から向いていると考えている場合も多いです。
その先で、どのような営業がしたいですか?という質問をすると一気に抽象的になります。
お客様と寄り添った、信頼される、愛されるなどなど
では、それが実現すれば満足して楽しく仕事が出来るのか?
それだけでは判断が出来ません。
言い換えれば、それでは面接で面接官が納得するまでに回答になっていないということです。
やりがいという言葉はよく使われますが
仕事でやりがいを感じるタイミングはピンポイントだったりします。
結果がでた時、給料で還元された時~
やり切った先にあるものであって、過程でそのタイミングを見つけられれば
前向きに仕事に取り組めると思います。
そういった場合に、越えなければいけないハードルの高さは一つのヒントになると経験から考えました。
高価な商材であれば「高い買い物だからこそやりがいを持って~」という答えをよく聞きますが
高価な商材だからハードルは必ずしも高いのでしょうか?
どうしても欲しいとある程度買う決断をしているお客様の場合は
そこまでハードルは高くありません。
買うか悩んでいるお客様であればハードルは高くなります。
本当に必要なのかどうか?
必要だと思ってもらうためには情報はもちろん、組み立て方、タイミングなど意識しないといけないことは沢山あります。
反対に安価な買い物であればハードルは高くないのでしょうか?
簡単に選べてしまうからこそ「これ」を好奇心で買ってもらうことは簡単かもしれませんが
数を重ねて大きな成果になるので継続して買ってもらう必要があります。
既に愛用しているものがあって、新しいものに変えてもらう場合は
それこそ慣れや愛着という壁と戦わなければいけません。乗り越えなければいけないハードルは高いです。
なのでそれぞれの商材にそれぞれのハードルが存在します。
「数百万円するもの」を金額だけで見れば高価かもしれませんが
その商材の中だと安価であったり、どうしても欲しい場合は高価といった価格は関係ないこともあります。
「500円のもの」でも進めた商材が700円だとしたら、差額の200円を高いと見るかどうかは
その商材を購入するメリットが慣れや愛着という壁を乗り越えられるか次第になってきます。
なのでどんな商材でも営業は難しいシチュエーションがあって
そうったハードルは共通して越えていかなければいけません。
商談相手それぞれの価値観が異なって
その価値観に沿う提案を出来ることが最低条件だとすれば
差を付けられるのは価値観を覆せる提案が出来る人です。
どんな商材でも会社員として営業をする場合は
その結果で評価をされます。
目標は会社として「ここを注力すれば」というポイントで段階的に設定をするので
会社の目標設定の仕方によってもどこまでやらないといけないかは違ってきます。
ただ、最終的には売上や利益などの数字が語ります。
昨対で毎年目標が上がる会社もあれば
市場動向に沿って設定する会社もあります。
前者であれば毎年一歩踏み込んで数字の幅を広げていかなければいけません。
その時に価値観を覆す必要が出てきます。
どんな営業をしたいか?で考える内容が
その価値観に合ったやり方であればまず営業がしやすい環境で
会社選びのためにはこの視点が活きてきます。
その中で活躍できるかどうかはその価値観を覆す方法を出来るかどうかです。
マメに来てくれることが求められる
数字を使った提案が求められる
専門知識の説明が求められる
などなど
商材の特性はもちろんですが、お客様の属性によってやり方も変わってきます。
ハードルを越える方法に正解はなく商談が上手くいけば良くて
マメに来てくれることが求められて、それが従来のやり方だとしたらそれはその場で学べば良いことで
そのうえで過去の経験から数字を使った提案をしてきたとしたら
徐々にそういった提案をするようにしていけば
他の人との差になり、今までなかった対応なので価値観を覆すことが出来るかもしれません。
過去の経験は無駄になりません、使い方次第です。
180度仕事を変えたとしても
リセットしてしまうとそれは勿体ないです。
現職や前職では強いられていた嫌な仕事でも
新しい環境であればプラスαの要素になって
他のメンバーがやってないからこそ重宝されるかもしれません。
経験をこうやって活かせば活躍が出来るのでは?その仮説が正しいかどうかを面接で確認してみると
それは面接官が納得する「どんな営業をしたいか?」に結びつきます。
その自分自身の活かし方をやりがいに出来れば前向きに仕事をしていけるでしょう。
もちろん、前職がこうだったから~と新しい環境を全否定してしまうと
それは良くありません。
あくまで「自分だから出来る」仕事の引き出しとして活用していくものです。
せっかく働くのであれば活躍したいと思いますし
活躍している将来が描ける方が良いですよね。
その描き方がわからない場合は新しい環境になくて自分がやってきたことを探して
かけ合わせてみてください。
仕事でやってきたことに無駄はありません。
転職活動でも、実際に働き出してからもどのように活かせるかです。
これは営業だけではなくどの職種でも言えます。
誰もが同じキャリアを進んでいるわけではないので、誰もが他にない自分だけのスキル・経験を持っています。
客観的に見てみないとわからない箇所でもありますので、市場価値という視点から
転職エージェントに相談をして見出してもらっても良いかもしれません。