【2次試験】最初のワインはとくに慎重に
2021.10.08 04:49
「最初のワインはとくに慎重に特定すべき」とは、コンラッド東京のエグゼクティブソムリエの森覚さんの言葉です。森覚さんは、世界ソムリエコンクールに3度も出場したことがある鉄人です。森さん講師をつとめる勉強会でも、話されていたこともありますし、今月号の機関誌でも触れられていました。
1本目でミュスカデが出てきて、アロマティックに感じてしまったり、シャルドネが出てきて、酸が高く感じてしまったりしたことはないでしょうか。
日本酒も同じです。1本目でアル添が出てきて、重く感じてしまったり、吟醸酒が出てきて、控えめに感じてしまったりしたことはないでしょうか。
それは1本目によく起きる現象です。ある程度、日頃から本数をこなしておかないと1本目に出てきたワインは比べる対象がないので、ブレてしまうことがあるのです。
この現象を避けるにはどうしたらよいのでしょうか。1つはたくさん数をこなして、自分の基準をつくること。2つめはベースのワインをもっておくことです。
2つめのベースのワインは、人によって違うと思います。ただ「自分がこのワインと比較して比べる」といつも基準にするワインです。過去の受講生には、早い段階から1本目のワインがぶれることに気づいていて、ベースのワインを試飲してから開始していた人もいます。その受講生は、本番、小瓶にベースワインを忍ばせて、品川のアンナミラーズでこっそり飲んでから会場に向かったようです。もちろん合格されました。
とにかく本番では知最初のワインの特に気を付けたいものです。
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↑機関誌『Sommelier』182号より
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