こんなときのにほんご.76
第76回目に紹介したのは「ビジネスメールの締めくくり」でした。
お仕事で日本人とやりとりする場合、取り急ぎ・・・なんて言葉を見たことはありませんか?
どんな意味で使われるのでしょうか。
こんなときのにほんご.76 ビジネスメールの締めくくり
(2021/10/10 配信全文)
Hello Everyone! I’m Megumi. How are you going?
This Podcast tells you “how should you say this situation in Japanese?”and “What does Japanese word mean?” Let’s keep studying Japanese with me.
こんにちは。二週間ぶりですね、めぐみです。みなさまいかがお過ごしですか?
この配信では「こんな時日本語ではなんていうの?」「この日本語の意味は何?」といった疑問に答えています。
なるべく簡単なフレーズで、自然な日本語で伝えるようにしていますので、一緒に勉強を頑張っていきましょう!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第76回目に紹介するのは「ビジネスメールの締めくくり」です。
日本にきて仕事をしていると、メールのやり取り時に「取り急ぎご報告まで」といった一文を見る機会があるのではないでしょうか。 英語のビジネスメールでは「Sincerely」「Regards」「Many thanks」などを付けるかと思いますが、この言葉はその代わりになるんでしょうか。
まずは文章を分解していきます。
「取り急ぎ」は「今は、ゆっくりする時間はない」という意味を持ちます。
「報告」は、「告げ知らせること。また、その内容」という意味。
文末にある「まで」は、前にある言葉の意味を強め、確認する気持ちを表現しています。
「10時までに会社にきてください」の「まで」とはまた違った意味となります。
さて話はそれましたが、文章を分解した通り、「取り急ぎご報告まで」を使うのは、基本的に急いで内容を相手に知らせたい場合です。
最終的な内容ではないものの、ひとまず上司や取引先に今の段階でわかっている結果を伝えておきたい、といった時に使います。
お伝えした通り「忙しいから重要な内容だけ伝えておくね!」というニュアンスが含まれるため、すこしそっけなかったり不躾な印象を与えてしまいます。 なので、お客さんに送るメールでは、「追ってご連絡いたします」といった言葉をさらに一つ追加して「ご報告まで」だけよりも丁寧にするとよいかもしれません。
ーーー
それでは、第76回目の配信はここまでとします。
That’s all for today.If you have any comments,please post it on my blog.
see you nexttime! bye!