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Waiiha Picturesque

寝室からの景色

2023.09.29 13:34

夏も終わったのか。青空の時間が短く感じている。

朝晩と日中の寒暖差に季節の変わり目を感じている。

羽織るものも恋しくなり、少し穏やかになりそうだけど

二階の寝室から眺める景色が、また、変わってしまった。


土耳古桔梗と彼岸花。少し切ない気持ちになる。


初めは、夏が終わりを告げる、2021年の今頃。

二階の寝室の窓から、二人並んで、ベットに腰を掛けて

眺めていた荒川土手が少ししか見えなくなってしまった。

新しく建設された工場が「景色の額縁」の邪魔をしたが

それでも、荒川土手は見えていた。

昔からあった工場と、新しい工場の隙間から荒川土手の上に

薄ぼんやりとした月が見えていた。

哀愁漂う「工場と月」の風景も美しかった。


そして、今、同じ場所から窓の外を眺めてみると荒川土手は

全く見えなくなってしまった。

僅かに土手が見えていた工場と工場の隙間の向こう側の家が

新しくなってしまった。


通いつめていた馴染みのお店もなくなってしまい、大好きだった

風景も消えていく。時代の流れには、抗えない。

それでも、なくなってしまったことを嘆くより、その想い出を

語りながら、まだ美しいこの世界を大切に思い、中秋の名月に

月を眺めてみようかなと思っていたのに…。

厚い雲が邪魔をして、月がどこにあるかもわからないよ!


ロマンティックの欠片も全くないね。

もう!神様のイジワル!


※仕方ないので、昨日撮っておいた月の写真でも載せますかね。