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あかまつの丘 西本梅

本梅探友会

2021.10.10 04:40

地域の自然と歴史を守り、語りついでいく

会長 谷 健三さん

 本梅探友会は、「人も自然も歴史もみんな友達」という願いを込められ、約30年前に設立されました。設立当時は、「郷土史部会」と「自然探訪部会」の2つの部会で構成され、44名の会員が活躍されていました。会員数は減ってしまったものの、30年以上経った現在でも変わらず活動を続けられています。

 会の主な活動は、地域の自然と歴史を調査し、その情報を後世に残していくことです。これまでに得られた貴重な情報は、地域に全戸配布された「丹波古道」を含む多くの冊子にまとめられています。



地域にある「自然」

 1992年から1993年にかけて発行された「郷土の草花」は、本梅地域内の草花を徹底的に調査、秋冬編、春夏編と季節ごとに分かれて、写真とともに、特徴、生育地等、細かく紹介されています。当時、調査に携わった会員の皆さまの大変な苦労がうかがえます。

 また、2006年頃から、西本梅地域内の銘木を調査。2012年、カラー写真と地図が添えられた「西本梅の銘木」が発行されました。時代とともに、移り変わる自然に危機感を感じながらも、今残せるものを大事にしていこうと、社寺を中心に調査を重ね、6年かけて発行にこぎつけました。

るり渓資料館

 15年ほど前、西本梅分園が、園部幼稚園と合併。それに伴い閉園となった分園跡地を本梅探友会の運営する「るり渓資料館」として開設しました。

 自然の豊かさがわかる地域の木や石を資料として展示。また、昔の暮らしがうかがえる古い生活用品もあわせて展示していました。

 現在では、施設老朽化により、「あかまつの丘西本梅」内の2階教室にて、一部展示品が保管されています。

屋号が残る歴史街道(篠山街道)写真集

 今年2021年、会は新たな冊子を発行しました。江戸時代、旅人に人気だった篠山街道沿いに残る「屋号」に注目した写真集です。

 旅人への商売で発展したこの街道で、現存する家や跡地が「屋号」とともに紹介されています。ぜひ見てみたいという方は、「あかまつの丘西本梅」までお問い合わせください。