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なまえ香~あなたの名前で香りを創ります~

私のなまえ香 二百三 秋すだく虫の響き

2021.10.10 13:07



「虫」は、秋、草むらで鳴く虫のみのことをさします。


コロコロ~♪♪と、蟋蟀は別名ちちろ。

りーんりん♪♪と、鈴虫が

ルルル~♪♪と、松虫も

秋の虫の音楽会。♪


鈴虫(すずむし)、松虫(まつむし)、こおろぎ

くつわむしなどの詩歌などによくでてくる虫の名前を

響きやリズム表情からみてみました。

『優雅で奥ゆきがあり、落ち着いた安定感』が共通して捉えていました。


そして、美しい音色を持つ虫でも、詩歌などにほとんど出てこない・・

「うまおい、鉦たたき、かんたん」もみてみました。

すると、

軽やかで、賑わい溢れる明るいリズムが、共通して捉えられていました。


古代から、もの悲しさを感じる虫を

感覚で捉えて、詩歌にも選んで綴られていたのでしょうか。



虫の音色は、風情が相応しい。

場所や時、そして数によって、

さらにそのときの心情によって感じ方も違います。


そしてこの虫の音

日本人だからこそ、心地よいゆらぎとして聴くことができるそうです。

虫の音は、1/fゆらぎともいわれていて、波の音などと同じ癒し効果とのこと。


日常の傍にある虫が助けてくれている、

月も心地よく聴いているように煌々と。


草むらに存在する虫、

夜更けも、土の循環など役目もしながら

今宵も美しく情景を引き立てくださいますこと。

秋の夜のやわらかな匂いと共に。