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不動産賃貸管理のRIEGLE

【退去時の記録の仕方(証拠保全)】

2021.10.11 00:35

 「借主が退去をした室内の状況がどういう状態であったのか」ということは、敷金精算では非常に大切なことです。


 後で借主に費用負担をしてもらうときになって「きれいに使ったはずだから敷金は全額返してほしい」と言われたら、きちんと説明ができないといけません。


 法律の世界では、借主に対して何かを壊した損害の賠償を請求しようとする場合、立証責任は貸主側にあります。


 借主は裁判になったときに「きれいだった」ということを立証する必要はないのです。


 後で証拠として利用できるような記録の方法として、チェックリストに借主のサインをもらう、写真撮影をする、汚れたり破れたりしたクロスの現物を保管しておく等の方法があります。


 写真を撮ったときは、撮影日時、場所、撮った人の氏名等を記録しておくことが必要です。


 本当に裁判になってしまうような場合の証拠写真の撮影は、できればデジカメの写真は、後になっていろいろと細工をしやすいので証拠写真としてはあまりふさわしくないという説もあるようです。


 その点、フィルムカメラのほうが証拠力は強いといわれているようです。


 写真があれば借主がスムーズに負担を了解しやすいという効果は大だと思います。