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「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

【映画の感想から学ぶ】キングコング〜髑髏島の巨神〜から学ぶ手のつなぎ方!大人の感想文シリーズ

2017.04.03 15:00



洋題は「Kong: Skull Island」。

通算8作目の「キング・コング」の映画で、

『パシフィック・リム』や『GODZILLA ゴジラ』のレジェンダリー・ピクチャーズ製作。

特に『GODZILLA ゴジラ』とは同一世界観のクロスオーバー作品となっていて、

(モンスターバースシリーズ、と呼ぶみたい)

ゴジラとキングコングの対決も2020年に企画されているといいます。ワクワクだ!



そういったつながりもあって、日本色も多彩。

“サムライ・ギタリスト”MIYAVIが日本人パイロット役で出演を果たしていたり、

「新世紀エヴァンゲリオン」、「AKIRA」、「ジブリ」、「メタルギアソリッド」などの

ゲームやジャパン・カルチャーへのオマージュが詰まっています。

好きな人は映画観ながらクスクスしちゃうかも。



映像ももちろん圧巻!

怪獣いっぱい!そして、まさかキングコングで感動するとは!

元々ウルトラマンやゴジラシリーズが大好きだった私、勉強犬ですから、

下記、言いたい放題でガッツリ語っております!(深夜のテンションだからお許し下さい!)

ここからはネタバレ覚悟で読み進め下さい。観る予定のない人も読んだら観たくなるかもよ!

大人の感想文シリーズ第二弾です。




ここからは感想です。

個人的なこの映画のテーマは「つながり」。

怪獣と人間、現実と空想、歴史と今、国と国、そして物語と物語。

各々のつながりが、ワクワクとドキドキの世界へ私を連れていってくれました。



まずは人、CASTから。

一番気になったのはサミュエル・L・ジャクソンとジョン・グッドマンの名優二人!

(写真は公式HPより)


彼らがキングコングなの?と深読みするほど、圧倒的な存在感でした!

邦題は『キング・コング』ですが、原題は『コング』なので、

もしかしたら彼らのことも指しているのか…

ええ、ええ、考えすぎですね。そして失礼ですね。

あ、サミュエル・L・ジャクソンのあの台詞は今回は言い終えることができませんでしたw

(ジャクソンさんは出演映画で必ず「Mother F**ker」と言うので有名。良い子は覚えなくていい)




主人公…ロキだ!ロキがいい人だ!と静かに(映画館だからね!)テンションを上げておりました。

そうです。アベンジャーズの悪役ロキさんが見事主人公の座を掴んでいます。元SASのいい人。

父親がヒーローなんだ、のくだりは少し唐突な感がありましたが、

ギリギリの状況下で適切な判断をし続ける姿はとっても頼もしく見えました!

続編にも出演しそうな感じですね。




私に感動をくれたのは、ジョン・C・ライリー演じるマーロウさん。

1944年の太平洋戦争時から作中の1973年まで、髑髏島で生活を続けたマーロウ中尉。

敵だった日本兵と島で兄弟の契りを交わし、過去8度試みた脱出はすべて失敗。

その間にその心の友を大きなトカゲの怪物に喰われて失ってしまいます。

なおも諦めず、彼は原住民とも言葉をかわさぬ親交を重ね、この度、主人公たちを救うことに。

カブスファンで、彼の改造船「グレイ・フォックス号」(この名前にもニヤリ)には野球ボールが!

これだけで好感度MAXなのですが、

友から譲り受けた言葉「不名誉よりも死を」と言いながら敵をバッサバッサ斬るなど、

作中での見せ場や名言も多数。

そして、奥様とまだ見ぬ息子を想う伏線からのラストの再会は、

不覚にも感動して泣きそうになってしまいました。格好良かった!



怪獣たちもめっちゃいっぱい出てきましたね。

トカゲ野郎(スカル・クローラー)。コングの宿敵。音が気持ち悪い(死んだうさぎの音らしい)。


いい牛さん(スケル・バッファロー)。ジブリっぽい。


竹に擬態しているクモ(バンブー・スパイダー)。名前がそのままだ。倒すの大変そう。


その他の怪獣の詳しくはこちらで。



とにかく、

ゴジラシリーズの怪獣島〜総進撃〜大進撃のような、

怪獣暴れっぱなしの贅沢な時間を過ごせました。



そして、最後の最後には、(エンドロール後)、

ゴジラやキングギドラ、モスラと言った伝説の怪獣たちの情報も。見逃すな!

続編に超期待です!!



怪獣と人間、自然と人間のつながりというのは、

とっても難しいですね。

自然や星にとったら、もしかしたら「敵」は人間かもしれない。

島の守り神、ひいてはこの星の守り神でもあるキング・コングにとって、

人間とはどんな存在なのでしょうか。



そんな人間とコングの「つながり」でいえば、

毎回象徴的なシーンがありますね。

キング・コングシリーズおなじみの美女とコングのシーン。


今作この掌に乗るのは、彼女。


『ルーム』のブリー・ラーソン演じる反戦カメラマンのウィーバーです。

今回は彼女のやさしさがコングを動かしました。



また今回の映画の中では、

言葉を持たぬ原住民と主人公たちとの心の交流も描かれました。

そして、島に辿り着いた敵同士、日本兵とアメリカ兵が力を合わせて作った舟で、

主人公たちは島を脱出し、救われることになります。



そう、改めて私の考えるこの映画のテーマは「つながり」。

身なりも考えも文化も種族も違う者同士でも、たとえそれが怪獣と人でも、敵同士でも、

つながることはできる。

この映画の中では、戦おうとする者には死が訪れるけど、

平和を望むものにはそれがちゃんと与えられる。

そんな明確な平和へのメッセージは、

多くの子供たちにこの映画を観て気付いて知ってもらいたい事実でもありますね。

「平和を大切に」と言われるよりも、楽しく学べることができると思うから。



君のその手は、武器を持つのに使うのではなく、空けておこう。

そうすれば、僕らは手をつなぐことができる。



怪獣たち(キング・コングは神として描かれるけど)の激闘に胸踊らせながら、

人間のちっぽけさや勇気の大事さを感じながら、

島からの脱出という無理ゲーの行方をワクワク楽しみながら、

私たちはそこに込められた反戦へのメッセージ、つながることの大切さを、

この映画から学ぶことになるのです。うん、そういう意味でもとってもいい映画でした。




そして、これから。

日本の代表ゴジラ、アメリカの代表キング・コングが、

ただの怪獣ではなく、神として、共演する。ワクワクです!

そこにはどんなメッセージが込められるんだろう。

楽しみが止まらないね!






本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。

それにしても贅沢な映画だなぁ。