【獣医の先生コラム】皮膚病のお話

皮膚病ってどうして病院によって話が違うの?

ペットの病気の中でも皮膚のトラブルはよくある病気です。 皮膚の病気は目立つので飼い主様が気付きやすいからでしょうね。

そんな皮膚のトラブルですが、実は非常に診断、治療が難しいのです。

それは、症状が同じようであっても、原因が全く違う、あるいは複数の原因が混在しているからです。さらに、厄介なことに、症状が同じ状況のままで、治療の途中で原因が変わってしまうこともあります！

主な治療法として飲み薬・塗り薬・食餌・シャンプー・サプリメントなどの選択肢があります。

特に症状が慢性化している場合は、その子の症状や性格、ご家族の自宅でのお世話の環境などを総合的に判断しながら、治療計画を立てることが重要です。

複数の選択肢の中から、ご家族の理解と協力を得ながら、プランを立てる必要があるので、獣医師のコミュニケーション能力も重要になってきます。

近年では、皮膚科診療を専門的に行う動物病院も増え、トラブルを起こしにくい肌の維持を目的として、スキンケアや漢方治療を提案することもあります。

皮膚の治療は、再発を繰り返すことが多く、獣医師とご家族のコミュニケーションがより大切だと思います。

なんとなく今の治療がしっくりこないなぁ…というときは一度他の病院に相談してみてもいいかもしれませんね。

先生としっかり話してみて、ぴったりくる病院を見つけてみましょう♬

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