【外部活動】繁澤邦明が、シンポジウム「現代演劇は衰弱に向かっているのか?」に出演します。【#うんなま】
2017.04.05 12:04
繁澤が、ウイングフィールドにて開催されるシンポジウム「現代演劇は衰弱に向かっているのか?」4月19日の回に出演します。
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ウイングフィールド25周年特別企画シンポジウム
「現代演劇は衰弱に向かっているのか?」
出演/大石時雄、小堀純 進行/福本年雄
料金/無料(定員あり 要予約)
出演/大熊隆太郎、土橋淳志、中川真一、繁澤邦明、福谷圭祐、森岡拓磨
進行/橋本匡市
料金/無料(定員あり 要予約)
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なぜ今シンポジウムがしたいのか
ウイングフィールド(WF)オープニング企画「現代演劇は衰弱に向かっているのか」を開催したのは1992年(平成4年)、それから25年の歳月が流れた。この間、関西の特に大阪の現代演劇環境は大きく変化した。過去の小劇場ブームを知る人達の口からは「大阪の現代演劇は元気がない」、「絶滅危惧種である」等の否定意見が聞かれる。
それは、主に公立や民間の拠点施設が無くなり、民間の小規模空間が主な公演場所となり、文化全体への公的助成が減り、一般市民の文化芸術への関心のうすさ等が原因だと思われる。
WFという現場を預かる者としてはそれらの指摘に肯首しながらも、そうならば現状の厳しさを認めつつも今の環境にどう適応し、活性化という試みを続けなければ、嘆いていても始まらないと痛感させられる。なぜなら適応力なき生命体に未来などないのだ。
そこで、オープンから25年を迎えWFとして大阪の現代演劇の現状を改めて認識し、活性化へとつなげるちいさな挑戦として再び同じタイトルでシンポジウムを開催してみたい。かつての「小劇場ブーム」を演出した編集者小堀純氏、劇団☆新感線初代プロデューサー大石時雄氏による第一回と、20代を中心としてこれからの小劇場界を拓こうとする若手・中堅が現状をどう認識し将来どうありたいかを語り合う第2回。このふたつのシンポジウムから見えて来る現在の大阪の現代演劇シーンを浮び上がらせ、しなやかにしたたかに生きぬこうとするその姿を前のめりに捉えたいと思う。