ニマニマ連打。
春休みに娘をどこにも連れて行ってないなぁ・・と思いだしまして。
今日は家族で愛知県犬山市にあります博物館明治村ってとこに行ってきました。
僕と娘は初入村!だったのでかなり興奮でしたよ。
これは赤坂離宮正門哨舎。門の両脇にあってこの中で警備の人が立っていた場所。
そうは言うけど形が可愛いよねぇ。屋根は銅板葺き。・・燃えます
そしてこれは京都から移築された 聖ヨハネ教会堂(重要文化財)。
この木造がもう観てて痺れます明治時代の建築物。
ホントにねぇ、誤魔化しとかなにもなくって。
正々堂々、しっかり作ってある。まっすぐ強い。でも、やさしい。。
内部から観ると、こんな感じ。
ハァァ。。
なんだこの静かだけど圧倒的な感じ。
もう、自分のやってることなんてなにも太刀打ちできんなぁとか思ってたんですが
『これが、美術の力ね』 と横で妻がつぶやいていました。
そうか。そうなんだよな。その、塊なのか。
今回はもう全部の建築物を回れない前提で散歩。
ここは元日本赤十字社中央病院病棟。
そういや子供の頃に行った病院って歩くとこんな感じで
木の床がボッコボッコ音がしてたよなぁとか思いだしましたです。
簡易ベッド、ステキ過ぎ。
これは明治初期に三重県伊勢市にあった宇治山田郵便局舎(重要文化財)。
ザクやな!! とか思ってしまうその風貌、なのでした。
細かい材の使い方自体がスゴくおしゃれで気が使われています。
今だとこんな面取りしないよな!ってのの連打、連打。
西洋に追いつきたい!という世界の流れだったのかもですが、
逆に、それ故の日本の職人魂がにじみ出まくってる感じがしますなぁ。
当時の私書箱。 うわ。欲しいな!!
こういうの見てると ニマニマしてくる笑
ここは、長崎県にあった大明寺聖パウロ教会堂。
日本人大工が神父の指導のもと、作った教会だそうで。
そうか。レベルは違うけど僕の作業の仕方と同じような事なんやな!
と、親近感を持ちつつ見学。
よく見ると日本語表記なとこがドキドキしますね。
大工というより彫り師の人もいたんだろうな。
仏像彫刻のニオイもするもんなぁ。
ほらほらこういうとこも。日本の組子(くみこ)って技法ですもんね。
この混じり合った様子が、隠せぬアジアの血流を感じさせてくれて、すごく良いのです。
今回は教会が気になってそこを重点的に。
ここは明治期の京都に建っていた、聖ザビエル天主堂。
・・デカいぞ!!
移築に際して鉄筋コンクリート作りになったそうなんですが、
それでもこの木造感!!
アーチ構造、柱の作り方、天井材、漆喰の壁・・・。
観ててクラクラしてきました。 真心の集結。職人の意地。
見事なり!!
そしてこの薔薇窓。ローズウインドウってヤツですね。
ここから降り注ぐ光は、圧巻。
ちょっといろんな古い教会を回ってみようかなとか思ってしまいました。
ほら、この前までやっていたドラマに出てきた教会、とかね。
最近、だんだん建物に興味が行っている自分を感じています。
でも所詮はまだまだネタ探し。自分の仕事の役に立つ事無いかな?とか
ここには家族で遊びにきてるっちゅうのに頭の中はそんな事ばかり巡っています。
ひどい父親だなとか思う事、ありますよ。 狂ってるな、とかもね。
それにしてもこの機械の複雑かつシンプルな意識。
まったくもって、素晴らしいよな!!
最後の方に会った歯車。
完全になんか僕に呼びかけてる気がしました。
「 し っ か り 作 れ 」 ・・・そんな感じかな?!
実に面白かった、博物館明治村。
また再度行き、今回観る事できなかったところを攻めるとしようか。