Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

生活の音

2017.04.08 15:00



ドタバタ、という言葉が好きです。

もちろん誰にもなるべく迷惑がかからない前提で、

なんというか、心地よいドタバタというのがある気がするのです。

それはいわば生活の音。生きている証のような、ドタバタ。



チュンチュン鳥がさえずる朝。

家族が集まる陽が照らす茶の間。

お母さんはトントントンとまな板と包丁でリズムを刻む。

チン、とトースターが音を立て、

「私パンだけでいいから!」とパンをくわえた長女がランドセルを背負って走り回って、

眼鏡片手に新聞を読むお父さんが「こらこら危ないよ」と注意をする。

起きがけ寝ぼけ眼のお兄ちゃんが、「俺の歯ブラシ知らない?」ととぼけた声を出して、

まだちっちゃい妹がそれを指差して「変な頭〜」とケラケラ笑う。

おじいちゃんはその間ずーっとニコニコしている。



ドタバタは人がそこに居る証拠だ。

いくら試みてみても、

やっぱり一人できちんとドタバタするのは難しい。

人生は近くで見ると悲劇だけど、

遠くから見れば喜劇だ、と昔有名な人が言った。

それってつまり、ドタバタのことじゃないか。



ドタバタはしたくないけれど、思い出したら思わず笑っちゃうような、

どこか懐かしい、そんなドタバタをしていたい気持ちも、隅っこの方に確かにあるんだよね。

したくないけれど、したら楽しい、って、

何だかとっても不思議で可笑しいですよね。



もしかしたら、適度にドタバタすることは、

身体にも心にも良いことなのではないでしょうか。

うーん、もちろん全然求めてはいないのだけれど、

もしもチャンスが来たら、ドタバタ、してみようかな。

それもなるべく思いっきり。



本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。

ドタバタしただけ、喜劇は盛り上がる。悲劇は少し陽気に見えるかも。