神奈川県動物保護センター2 動物ふれあい広場
動物保護センターに行き、
併設の「ふれあい動物広場」にも行ってみました。
(敷地が広いので、駐車場に停めて、少し歩きます。)
入っていくと、
可愛いワンちゃん達が、駆け寄ってきてくれました💕
「動物ふれあい広場」のワンちゃんたちは、
飼い主さんの事情で、ここに引き取られてきた子達です。
でも、こちらにいるワンちゃん達は、
現在は引き取り手を探していません。
のびのび〜〜っとして楽しそう。
ふれあい広場のワンちゃんは、
現在は「ペットのしつけ教室」や、「動物ふれあい教室」、
こうした広場などで 「子供達と一緒に遊ぶ」
という、
『立派なお仕事』をしています。
この子は、とっても賢くお利口なので、
「しつけ教室」の時には、大活躍!!! だそうです✨
この子はまだ、1歳と少しだそうです。
どの子もとてもお利口で小柄なので、
小さい子が来ても安心して一緒に遊ぶことができます。
のっぽ先生が来ると・・・・・
みんな近寄って行くのは何故?(≧∇≦)
のっぽ先生の足に顔を乗せて
日なたぼっこを楽しんでいます。
こちらは、のっぽ先生の背中にぴったりと・・・・
大きい背中、安心〜〜〜〜💕
とても良い子たちなので、
ふれあい動物ひろばのお勤めが終わり、
どなたか引き取り手を探す
という場合も
何十名もが挙手するそうです😹💕
動物と触れ合うことは、
癒し癒され、愛を与え、与えられること。
命の重みを知る、とても文化的で豊かなこと・・・・。
それを無料で教えてもらえる場所があるというのは、本当に素晴らしいと思いました。
この「ふれあい動物ひろば」に悲しみが介在していない、ということが分かり、
心の底からホーッと安心しました。
(それまでは、来るのがとても怖く、
こんなに気軽に触れ合える、と思っていませんでした。)
午後15時頃、
近所の小学生達が、次々と遊びに来ていました。
みんな、いつもここに来て
交流を楽しんでいる、とお話してくれました☺️
飼育のおじさんは、
現在44団体のボランティアさんが一生懸命に活動してくれるので、
殺処分ゼロになった、と仰っていました。
保健所に来た子たちも、
(ふれあい動物ひろば に入れない子もいます。)
ボランティアさんの協力で、良い飼い主さんの所へ貰われて行くそうです。
様々なご苦労を思うと、本当に頭が下がります・・・。
神奈川県動物保護センターの譲渡会の様子 「対応は限界」
ペットちゃん達がここに来なければならなくなった、
様々な理由、というのも、教えて下さいました。
・避妊をしていなかった
・引越し
・飼い主さんが病気になってしまった
・飼い主さんが高齢で施設に入るため
・ペットが病気になり、介護が嫌になった
・小型犬が吠えるのを嫌う
・隣人との折り合いが悪い
・しつけが出来ない
etc.....
中でも驚いた理由の一つに、
小型犬は繊細で臆病なところがあり、よく吠えてしまう。
上手にしつけられず、それを嫌った周囲による、時には脅迫や無言電話などが起こり、
どうしても飼えなくなってしまう・・・・
というのがありました。
現代日本の抱える環境、優しさや余裕が持てない生活など、
様々な問題と繋がっていきますが
まずは私達が出来ることは何か?を
一人ひとりが考えて行かなければならないと思いました。
例えば、避妊手術、去勢手術をする、
迷子猫や迷子犬ををなくすためにマイクロチップを入れる、
鑑札札を付ける、
隣人に理解を得られるような行動をする、
(以前ご紹介させて頂いた「わんわんパトロール」など)
夜鳴きがうるさい時には獣医に相談する(心因性の病気かもしれません)、
病気の予防するためにも相談出来る良い獣医師と付き合う、
しつけに関する勉強をする、、、、etc
こういった事は、災害時にも役立ちます。
そして、これからペットちゃんを飼いたいと思った時に
保健所からの譲渡やボランティアさんを通す、というのも
選択肢の中に入れること、
これらを周りに知って貰うことも、
出来ることの一つだと思いました。
◉ 犬・猫の譲渡
少しでも、日本が欧米のように
動物愛護に対する意識が変化し、
文化レベルが上がっていくことを願います。
一度には取り上げられないような複雑な問題ですが
これからも少しずつ書いていこうと思います。
2017.4/8 のっぽ動物病院