Duora 10
今回はアンケートで僅差で勝ちました、Duora10についてです。このラケットは、シングルス上位のリー・チョンウェイ選手が利用していることでも、有名になっているのがこのラケットだと思います。このラケットはフォアとバックのラケット形状が違うデュオラシリーズの最初のラケットということでかなり話題にもなったと思います。では、レビューをさせていただこうと思います。
まず、打感ですがフォアはものすごくつかむ、もちもちした打感になっています。バックはナノレイみたいに弾いてくれる感覚が強いと思います。これは、ガットで多少変わると思うので、調節はできるのではないかと思いました。
では、ドライブ・プッシュですが、正直遅れるということはなかったですが、少々頭が重かったので難しいなという感覚を覚えてしまいました。プッシュは、フォアのつかむ感覚になれれば握りこむだけでかなりの武器になってくれると思います!
ドロップ・カットは頭の重さと、広いスウィートスポットを使えばかなり広い範囲に打ち分けが可能になるのではないか、と感じました。つかんでいる感覚が長く続くので、ドロップはコントロールしやすいと思いますが、少々弾き気味に打つカットは飛ばないなどの感覚に陥るのではとも思いました。
クリアーはかなり楽に打てることができましたが、一つ難点が反対側の面でクリアーを打つとあまり飛んでいかないということが起こりました・・・
スマッシュはつかむ感覚が強いので、そのタイミングで体重移動や、握りこみを行うことで重いスマッシュが打ちぬけるのではないかと感じました。頭が重い分振りぬきはいいです!!
レシーブですが、おそらくこれが感覚の違いで困惑するのではないかと思います。今までフォアバックの感覚が一緒だったので、おんなじ感覚で打ち返せば思った通りに返りますが、このラケットの場合二つのラケットを同時に使っているようなものなので、少しでもずれるとスマッシュの餌食になったり」、アウトしてしまうのだろうと思いました。
ハイバックは正直打ちやすかったです。早くはじいてくれる分、鋭い打球が相手コートに返りました!ですが、クリアーは少々厳しいものがあるのかなと思いました。
このラケットですが、面白いラケットだなぁと思う方がいると思いますが、打感に気を取られない方などにしか使えないのかなと思ってしまうラケットでした。
バランスからしてどちらでも使えるような感じですが、おそらくシングルに適しているのではないかと思いました。
総論
オールラウンドに使えるシングル用ラケット!