「セルフレジ」は誰のためなのか?
人間の存在価値はなにかといったら、ロボットにできないこと、すなわち、創造力である。
関本忠弘(技術者、NEC元社長&会長)
ここ最近セルフレジがいろんなお店で普及してきましたね。
GUのセルフレジは凄いなと思いました。
実際にお店で体験したことはないですが、ユニクロのセールをやっている日のレジはすごい行列だったのを体験したことがありましたのでセルフレジはいいのかも知れません。
セルフレジはスーパーマーケットでも増えていますが、週末にスーパーに行く事がありますが、実際は有人レジを使用している人の方が多いと感じます。
これはどういう真理かというと
・商品点数が多いと自分で行うのが面倒
・1個や数点ならセルフで行う
という感じでしょうか。
セルフレジと言えば既に当たり前になっているのはガソリンスタンド。
もうほとんどセルフ店が多いですよね。
なぜここまで普及したのかは、セルフの方が価格が安いからでしょう。
お店側は人件費を削減でき、
消費者に価格で還元できる。
それがわかりやすかった。
スーパーマーケットやGUなどの店舗も人件費の高騰や人手不足の問題があり、セルフレジによって問題解決をしたいという意図があります。
そして、消費者はレジ待ちのストレスを解消できる。
それが、どう動くのでしょうかね。
ガソリンスタンドのように消費者メリットがちょっと弱いような気がします。
Amazonが発表した「AmazonGo」が実現すればその仕組みが主流になるかも知れませんね。
これは画期的です。
お客さんに喜ばれ、ロボットにはできないことをする
今後、人工知能ロボットがどんどん暮らしを豊かにしてくれる。僕はとっても楽しみです。
少子高齢化によって労働者不足は既に始まっていますし。
だから、ロボットにはできる事はやってもらい、ロボットができない事を人が重点的に行えばいいのです。少人数でお客さんに喜ばれることは何か?
例えば、今の会社が引っ越す前の場所に地元密着の小さなスーパーマーケットがありました。
そこは名古屋駅から近いが下町で駐車場もない。だから地元のシニアの人たちが多く、歩きや自転車で来店します。
ある日、僕はそこでガムを買いレジに並んでいましたが、僕の前にいたおばあさんが買った長ネギをレジのおばさんが当たり前のように半分に切って袋に入れました。となりのお客さんはダイコンの葉を切ってあげてました。
僕はビックリしましたが、このおばあさんは常連でレジ袋からはみ出る長ネギが邪魔なので毎回お願いしてるんだろうな。と想像しました。きっとここのスーパーは元八百屋かもしれませんね。
こういう事はまだロボットではできません。
また、スーパーのレジ担当には凄いなと思う人がいます。重いモノ、冷たいモノ、潰れやすいモノなどを見ながら上手に分けて袋に入れてくれる。これもまだまだ人のなせる技です。
セルフレジでは僕はしますが、妻は無理です。(笑) だからセルフは使わない。そんな人もいるのでは?
だから、ハイブリットの方法もアリかと思う。レジ打ちはセルフで袋詰めは人。保冷剤をつけたり、お弁当にはおしぼりを入れたりのサービスができる。もちろんネギを切るのも。
昨日、映画を観たくてレンタルビデオ屋のゲオに行きました。最近Amazonnプライムビデオばかり見ていたので久しぶりです。
「シンゴジラ」を借りてレジに行くと、店員のお兄さんが
「レルフレジはご利用になったことがありますか?セルフレジですとPontaのポイントはがつきます。」
Pontaのポイントはどうでもよかったが、せっかくなので体験してみようと思い。
「じゃあ、やり方を教えてくれますか?」と言うと
出入り口付近に設置してあるセルフレジに一緒に行き教えてもらい体験しました。
正直、面倒です。(笑)
会員カードのバーコードをスキャンし、盗難防止のタグを専用の道具で外し、ボックスに入れ、DVDのバーコードをスキャンし、支払い方法を選んで現金、カード、Pontaで支払う。
まあ、慣れれば早いかも知れませんが。
メリットはポイントです。
と思しましたが
帰宅して、妻にセルフレジの話をしたらこう言いました。
「これでいかがわしいモノが借りれるね」と。。。
そうじゃん、そういうメリットがあるじゃん。
ふと学生の頃を思い出しました。
レンタルビデオ屋のレジの人がきれいなお姉さんだったため、借りるのを諦めたことがあった事を。。。
あの頃にあったら・・・
当然お店側のコスト削減は結果消費者に反映されます。経営が困難でお店が潰れたら消費者も困りますからね。だからロボットでできることはまかせて、人でしかできないことでどうお客さんに喜んでもらえるのか?それをしないとお客さんから選ばれないお店になります。
まだまだ導入期なのでこれからどんどん進化させていくでしょうね。
今後、どういう形に進化するのか楽しみです。