「自己責任の恐怖」に怯える国から、「生まれてよかった」と心底思える国へ!
2017.04.09 05:42
人間が人間らしく生きていける社会。
人間の顔をした政治を取り戻してください。
慶応大学経済学部・井手英策教授のスピーチです。
今ご紹介をいただきました慶應大学の井手英策でございます。
お作法から申し上げれば、
「貴重な機会をちょうだいいたしまして、ありがとうございます」と
お礼を申し上げなければならないところですけれども、きょうは全くその気はございません。
普遍的な真理を追い求めている研究者、
それが特定の政党を応援するためにこの場に来る。
非常に勇気の要ることでありますし、
はっきり申し上げれば、恥ずかしいことだと思っております。
だからこそ、今僕が抱き締めている悩みや葛藤、熱い思いのようなものを
皆さんにお伝えさせていただきたいと思っております。
スピーチ全文は、こちらです。
僕(=井出教授)はこの日本という国が、好きで、好きでたまらないのです。
自分が生まれた国だからではありません。
日本がすごい国だからでもありません。
家族や友人、愛する人たちが生きるこの国だからこそ、僕は日本が大好きです。
大切な人たちが住むこの国を、
どうか「自己責任の恐怖」に怯える国から、
「生まれてよかった」と
心底思える国に変えてください。
井出栄策さんのブログです。スピーチへの思いが綴られています。
僕(=井出教授)は20年間、政治とは距離をとって生きてきた。
でも、いまそれをやれば、傍観者になってしまえば、
この生きづらい社会を子どもたちに放り出す罪を犯す「歴史の加害者」となる、
そういう危機感がある。
私たちは暴走列車の乗客なのか!?
この体たらくは、間違いなく今を生きる私たち自身が生み出したものなのだと、
私(たなかやすひこ)は思います。