刺激をしない刺激
軽く刺激するという刺激はあります。
しかし、刺激をしない刺激というのがあります。
私達は動物です。
動く物です。
主に筋肉が身体を動かしています。
筋肉は神経の伝達によって動かされています。
身体に間違いが起こった状態が病気なら、神経の伝達の間違いによって動きが変わった。
つまり筋肉の動きに変調が起こった。
そう考えるのが普通です。
しかし、現実は、間違いを犯しているのは筋肉だと思い込んで治療をしています。
それが一般的な治療方法でしょう。
揉んだり叩いたり、電気をかけたり湿布を貼ったり。
それらは筋肉や関節がおかしいからと思い込んで行っています。
濡れ衣を着せられた筋肉は怒り出します。
余計に緊張したるわ~。
ってね。
筋肉にもきっと意思があると思います。
筋肉は命令が来たから動いているんだ!!
とやかくいわれる筋合いはないわ~。
と怒っていることでしょう。
なぜ、神経の伝達に意識を向けないのか?
不思議でたまりません。
もし神経の伝達が悪くて筋肉の動きが変調をきたしているのなら、神経の伝達をどうにかする必要があります。
神経の伝達って誰がさせているんでしょうか?
そうです。自分以外の誰でもないはずです。
その自分を変えることなく症状を変えることができると思っていたとしたら・・・。
もし、そう思っているのなら、きっと一生治りません。
痛みは治ったとしてもまた違う何らかの症状がでてきます。
そして複雑になる。
怪我でも同じです。
怪我をして早く治る人と遅い人の差は、神経の伝達を正しくさせたかどうかの違いです。
自分を治すのに何かの刺激が必要でしょうか?
自分が変わればいいだけです。
そこに気づいている人がどれだけいますか?
刺激をしない刺激とは、自分が刺激そのものになることです。
どこからも刺激を与えられないで自分が刺激になって筋肉に命令をする。
これなんですよ。