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ルーマニア館

アマリネイ氏と読む日本の俳句(3)

2021.10.19 01:25

正岡子規の詠んだ秋の俳句 


行く我に とゞまる汝に 秋二つ


Haiku de toamnă al lui Masaoka Shiki 

am plecat

ai rămas -

două toamne

(tradus de domnul Neculai Amălinei)


(コメント)

この句の詠まれた背景も前句と同様です。

「行く我」は子規自身を、「とゞまる汝(なれ)」は夏目漱石を指しています。

当時漱石は松山の尋常中学校で教師をしていました。

そのとき生まれたのが名作「坊ちゃん」です。病気療養中の子規の面倒を見つつ、二人は52日間共同生活をしますが、やがて子規は上京を決意します。

「東京へと旅立つ自分と、松山にとどまる君と、境遇は違ってしまうが、それぞれの秋を過ごそうではないか」と子規は詠みました。漱石の友情に対する感謝と惜別の思いが伝わってくる句です。