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制作事例CASE17:utakataパスポート

2021.10.19 09:28


こんにちは。

本日はご近所のカフェutakataさんにご依頼いただいた「utakataパスポート」のご紹介です。


「utakataパスポート」とは?

カフェオリジナルの革のブックマークです。

購入すると栞としてお使いいただける他、店内・テイクアウトの割引や本の貸出などの特典がついてきます。


今回は、カフェ2Fのオープン記念と合わせてオリジナル商品を作りたいとのご依頼をいただいたので、革やパッケージなどを含めた商品企画を担当させていただきました。





革の制作はレザーアクセサリーブランドを手掛けるa蒼oさんにご協力いただきました。

こちらは工房にお邪魔したときの様子です。


普段はTHE LETTER PRESSのワークショップであるレザータグを作っていただいているのですが、今回のブックマークは初めての試みでだったので、いろいろとご相談させていただきました。製作についてアドバイスを頂いたり、サンプルを作っていただいたりと大変お世話になりました。




続いて、制作風景のご紹介です。


レザーの印刷の様子です。

a蒼oさんに型抜きしてもらったヌメ革に空押し(インキなし)で活版印刷をしています。革の厚みを見極めて、強すぎず弱すぎず綺麗に見えるような印刷圧に仕上げています。




続いて、パッケージ作りです。

紙はフランス生まれのリサイクル板紙『Les Naturals(レ ナチュラル)』を使用しています。古紙100%で作られているのですが、とても鮮やかなカラーラインナップが特徴の紙です。今回は右側の「トパーズ」をお選びいただきました。




箱の印刷は、弊社の印刷のプロにお任せしました。「自然な風合い」を意識したかったので印刷圧は強くしつつ、インキは紙の素材感を生かせる程度ならややカスレ気味でもOKと伝えました。箱は抜き加工→活版印刷→組み立ての順番で制作していきます。




最後に、ホッチキス箱に仕上げていきます。一般的な平留めではなく「角留め」と呼ばれる芯を90度に曲げて留める方法です。あまり見かけない方法なので"特別感"を少し出せたかなと思っています。


さらに、芯の色もシルバーではなく銅色にしていただきました。銅色はあまり馴染みがないように思えますが、段ボール箱のホッチキスではよく使う色です。紙が暖色系の色なので、芯の色を合わせることによって一体感が出ます。



最後に、取扱説明書を作ります。utakataパスポートの特典の内容や革の取り扱いの注意事項などを記載しています。こちらは弊社のデザイナーがデータを作成いたしました。





完成です!

ブックマークの紐の色は箱の色に合わせてもらいました。ナチュラルでいて可愛さもあるところが、utakataさんのイメージにぴったりです。


ブックマークは cafe utakataの店頭でご購入いただけますので、気になった方はぜひお立ち寄りください。



【 cafe utakata】

営業時間:火~金 10:00~20:00 / 土日 9:00~20:00

住所:〒536-0007 大阪府大阪市城東区成育1-2-11

JR野江駅から徒歩約1分

京阪野江駅から徒歩約3分

大阪メトロ野江内代駅から徒歩約7分

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制作:THE LETTER PRESS

協力:a蒼o さま