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許認可・法務  al&la  行政書士 井原法務事務所

社内フリーランス 👀

2022.02.06 12:00

以前、電通やタニタが社内フリーランスを進めました。➡「社員の個人事業主化」

かつてのフリーランスとは違う点は、今まで勤めていた会社のしごとは、業務委託で引き継ぐと言う点です。

だから、一国一城の企業主と言う形であるものの、仕事は初めからあるので、その点は心配ないのです。

最もこれは、今に始まったわけでもなく今までもそのような形はあります。

昔からある徒弟制度から「のれん分け」により店を出すと言うのもそうです。

その多くは,努めていたところから仕事をもらう代わりに、名前や仕入れ材料なども同じところから、引き継いだりもするというのもあります。

しかし、これを建設業に置き換えた場合は、社会保険加入義務逃れの隠し蓑になるとも言えます。

昨今、建設業においての「偽装一人親方化」はそのスタイルと同じと言えます。

建設業界の条件として「社会保険加入の義務化」が進む中で、企業側に今までなかった負担が増えたりする事態となりました。

すると、今までの体制を継続させるために、行われたのが、今まで従業員であった人を、一人親方として業務の下請けの形にすることで、社会保険義務化から逃れてきました。

これは、内容的には、「社内フリーランス」と何ら変わりがない点が見られます。

これからの世界で、建設業界で行われている「一人親方化」を「社内フリーランス」と同一視し、世間に容認するよう方向性を打ち出しやすいのではないかと言う点があると思います。




・電通=2021年1月から。早期退職。業務委託契約を結ぶ。競合他社との業務は禁止。人件費縮小のリストラ対策ではないとしているが。

・タニタ=2017の「働き方改革」。「日本活性化プロジェクト」と言う制度。社外の仕事も自由。