灣仔でお馴染みの三六九飯店
2017.04.10 16:03
灣仔というエリアは、展示会開催で
お馴染みのコンベンションセンターが
あり、年中、なにかしらの業界の
展示会やイベントが行われています。
そんな展示会会場の行き来に「おや?」と
必ず気づく語呂の良い店名「三六九飯店」。
移り変わりの激しい香港で、変わらぬ
たたずまいは貴重な存在。昔の記憶を辿って懐かしく訪れる人もいるのではないかと
思います。
メニューもしっかりとしていながら
懐かしさを感じる昔ながらのメニュー。
ヘンテコな表記もありますが、日本語も
併記されたメニューは、慣れないメニュー
表記でもわかりやすく想像でき、ローカルの
言葉通じなさに挫けそうになる、なんて
ことがない救世主。値段も安くはないが
高すぎずもなく、ビールと共に何品か
注文して楽しめる価格です。
間違いなく相席ですが、1人でサクッと
立ち寄り楽しむこともできますし、ざっく
ばらんに仲間内のお疲れ様会のような
シーンにも重宝します。
蝦と玉子の炒めは、優しい味付けで
失敗なし。
店頭のブースで作る工程や蒸したての様子が
見られる小籠包。皮はやや厚めタイプ。
サテ味の牛肉と春雨の土鍋。じゃがいも
かと思って口にしたらパイナップルが
入っていました。
日本の焼きうどんのようなビジュアルですが
上海粗麺と呼ばれる麺の炒麺。
他のお店でも同じメニューあれど
具材や炒め方はお店の特徴が出るもの。
お店のすぐ上を見上げると、灣仔駅と
コンベンションセンター方面を繋ぐ長い
陸橋。出張や観光でかつて訪れた方も
タイムマシーンであの日に戻ったような
感覚を味わえるのが三六九飯店。
この先もこの場所で、行き交う人の
お帰りなさい、な場所であり続けて
欲しい、そんなお店です。