為せば成る、なさねばならぬ何事も

今まで、インターネットという言葉は知っておりましたが、自分では触れることすらなく、まして、ホームページを開くなど考え及ばぬことでした。しかし、現在に於いて、多くの人々に語りかけるのに、避けて通れないのが、このインターネットです。意を決してホームページを開こうと、覚弘院のお不動さまにお願いしてスタートすると、折に触れ、助っ人が現れました。先ずは、自分が決心すること。次に準備をすること。そして仏さまに願うこと。そして実行すること。すると、どういう結果が待っているかは分かりませんが、良くも悪くも、今の自分に一番ふさわしい結果になると実感しました。

物事には、良い面と悪い面があると思いますが、このインターネットもやはり良い面と悪い面があると思います。悪い面は、パソコン画面を見すぎて、目が疲れて、何故か体もグターッと疲れることです。他にもあるかもしれませんが、自分にとっては「疲れ」が今のところ一番です。自分を上手にコントロールしなければなりませんね。その逆に良い面は、「宝探し」をすることが出来るようになったことです。「宝探し」とは、ホームページを始めたことによって、今まで慣れっこになって何を思うことなく過ぎ去っていた日々に新たな目標が出来たことです。つまり、皆様に「何をお伝えしようか」「どうすればうまく伝えることが出来るか」といったことを考えるようになったことです。今までもそのようなことはしておりましたが、ホームページ上とはずいぶん違います。伝える相手が違います。年齢も、考え方も、そして何よりも私のことを全然知らない人たちです。そのような人たちに「何をお伝えする」「何をお伝えしたい」と一生懸命に考え、悩むようになりました。しかし私の場合、その答えは明白でした。私は僧侶です。お釈迦様の、仏さまの思いをお伝えすることしかありません。皆さまに於かれましても、それぞれの立場によって「お伝えしたいこと」があると思います。そしてそれを発信しておられると思います。遅ればせながら私も皆様の後を追わせていただこうと思います。その時に心しておきたいと思うことは、ホームページに発信したことが「皆様の宝」であるように。そして「自分の宝」ともなるように心がけていきたいと思います。

皆様にとっての「宝探し」、自分にとっての「宝探し」をこれからしていきたいと思います。