「ニンジャバットマン ザ・ショー」のハーレイ・クインに直撃!Vol.2
【第二弾】
主題:俳優 佃井 皆美
・佃井さんがこの世界に入られるきっかけは何だったのでしょうか?
意外ってよく言われるんですけど、安室奈美恵さんが大好きで、小学校2年生の時にテレビで『Chase the Chance』を歌っている安室さんを見て「もう好き!!」ってなりました(笑)。それまで結構暗い子だったんですけど、安室さんをみて本当に人生が変わったというか「こうなりたい!」と思って、そこからダンスを習い、舞台にも立ちたいと思うようになりました。なので本当に安室奈美恵さんのおかげです。
引退の時はもちろんショックもありましたが、しっかり自分で区切りをつけたことにも「カッコイイ~!!」と思って、最後の最後まで「好き~!!」ってなりました(笑)。
・アクションを学ぶきっかけは何だったんですか?
ダンスの発表会などで舞台上に立つのが好きで、続けていくうちに「舞台に立ちたい」と思うようになったんです。
高校は演劇科に入って、ミュージカルを学び、芸能界に入るってなったときに、様々なオーディションを受けたんです。綺麗な人も、可愛い人も、お芝居できる人もいっぱいいるから「私も何か武器がないとこの業界では生き残れない!」と18歳で察したんです。
ダンスをずっとやっていたこともあって身体表現が好きだったので、「お芝居とダンスをつなげられるものってなんだろう」と考えたときに「アクションだ!」ってなりました。舞台でアクションやアクロバットをやっている俳優さんってそんなにいなかったのと、たまにみたときに「カッコイイ」と憧れがありました。数は多くはなかったので「ここなら競争率は低いぞ」と(笑)。やるんだったら本気でやりたいのでJAE※という大きな看板のところに入ろうと思いました。
※JAPAN ACTION ENTERPRISEの略
アクション俳優・スタントマンが主に所属する。前身のジャパン・アクション・クラブ (JAC )は俳優の千葉真一が、世界で通用するアクションスター・スタントマンを育成・輩出するために創設。
・俳優を続けていく原動力となっているものは?
カーテンコールの瞬間ってやっぱりひとつの魅力があると思います。あと役に没頭している時とかでしょうか。コロナ禍になって、自分がこの仕事に関わる意味を考えたりしたんですが、私自身が舞台から凄いエネルギーをもらうんです。何かに悩んだ時や行き詰った時に「舞台を観に行きたい」と思うんです。
二年前ぐらいに本当に行き詰まってイギリスで舞台をたくさん観たときに「やっぱり舞台だ!」と思いました。人が一生懸命何かを演じ、生きざまを表現している舞台に本当に感動して、こんなに素晴らしい職業があるんだ!と、希望というかそういうものを感じたんです。
私がもし舞台に立つ側じゃなくても、私には舞台が必要で、立つにもすごく努力も必要なんですけど、あわよくば立ち続けたいって思います。
「今の私の実力じゃダメだ」と何度も壁にぶち当たりました。
いつまで激しいアクションができるのかっていうのもありますから、今後は歌やお芝居の技術をもっと学ばないと、と思ってます。
・今後、やってみたい役などはありますか?
凄いいっぱいあるんですけど、日本でやるならやっぱり時代劇がやりたいです。
日本の文化って凄いと思うんです。
イギリスでは国の歴史・風土を踏まえた舞台をよく見ました。その国の価値観や文化を含めた舞台て素敵だな~と思ったので、日本に置き換えたら時代劇だなと。日本だったら日本の文化だったり歴史だったり心がある作品を日本人としてやってみたいです。
それと別に海外の作品もやりたいです(笑)。
(以前、三国志の関羽を演じたこともあり)アクションでいうといろんな武器を使ってみたいです(笑)
昨日『夜中犬に起きた奇妙な事件』というイギリス人作家の小説を舞台にした作品を映画館で観て、演出が素晴らしくて「こんなのやりたい!」と思いました。
私が日本の作品をまだ観足りてないかもしれないんですけど、日本は2.5次元舞台だと映像を駆使して演出をしたりとかしますが、それがない分、「自分たちの体でどこまでできるか」という点にその作品は特化していて。「身体表現でここまで表現できるのか」というのに驚きました。
あと『ウォー・ホース 〜戦火の馬〜』っていうイギリスで有名な作品があるんですけど、
作り物の馬を人間が操って本物の馬みたいに見せる演出があり、想像力を掻き立てられました。
そういった「自分の体を使ってどこまで表現できるんだろう」っていうことに特化した作品に参加してみたいと思ってます。
・本作について現在はどのようなことを稽古で行っているのでしょうか?
お話できる範囲でお伺いさせていただければと思います。
ワーナーさんにお見せする映像資料の為に、6月に全体の流れや段取りをつける稽古を3週間弱ほどやりました。なので大枠はほぼ出来上がってます。
ダンスも振り付けのベースみたいなものはできているのですが、役者の得意分野によって振りを変えていくというのが今後出てくると思います。キャストごとに全然違うものになってくると思うので、ハーレイ・クインのファンの方はキャスト4人全部をみてほしいぐらいです(笑)。
・スーツを着てのアクションなどは慣れていらっしゃるかと思いますが、本作のアクションで難しい部分はございますか?またキャラクターやスーツをカッコよく魅せる工夫とかご自身のこだわりはありますか?
でんでん太鼓が武器なので、自分になじませる工夫が要るなと。使い方には練習が必要だなと思います。
捌き方は衣装によってとてもよく考えます。今回のハーレイ・クインは首まわりの衣装がどうなるのかが気になります。「こう動くと邪魔になっちゃうから、こう捌いてから切ろう」とか動きながら考えていきます。
あとは足が上がるかをチェックします。靴がとても重要で素材とかめちゃくちゃチェックします。
過去作品でヒールを使ってのアクションもあったんですが、それでだいぶ鍛えられた気はします(笑)。
衣装さんとは腕が上がりずらいとか相談はしますね。調整が難しい場合はその範囲で動くようにしてます。
・最後にこれからご覧になられる方々に向けて、意気込み等含めメッセージをお願いします。
こんなご時世ですが、「これぞエンターテイメントだ!」っていう作品になると思います!なかなか外出が難しいとは思うのですが、一生懸命稽古してますので是非いらしてほしいです!よろしくお願いいたします。
★2回に渡り、ハーレイ・クインを演じる俳優の佃井 皆美さんに『ニンジャバットマン ザ・ショー』について語っていただきました!
熱い想いがインタビューをしている私たちにもビシビシ伝わってきました。
果たしてどのようなハーレイ・クインが出来上がるのか。今から楽しみです。
【作品概要】
『ニンジャバットマン ザ・ショー』
2021年11月6日(土)~ 2021年11月30日(火)
劇場:Theater Mixa(シアターミクサ)
住所:東京都豊島区東池袋1丁目14−3 Mixalive TOKYO 6F
出演:なだぎ武 ほか
【チケット情報】
本公演チケット料金(税込み):
■「ブレミアシート・チケット(前方保証・非売品付)」7,900円
■「S席(1階席)」5,500円
■「ステージビュー・チケット(2階席)」4,500円
■「スタンド・チケット(2階席)」3,500円
※未就学児童入場不可
■チケットはこちら
チームごとの販売ページをご用意しております
【闇-YAMI-】高澤礁太/細川洪/平野茜子/藤田笑美
https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=34607
【黒-KURO-】澤田拓郎/財木琢磨/鈴木さあや/佃井皆美
https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=34744
【夜-YORU-】滝川広大/なだぎ武/安納サオリ/室田瑞希
https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=34610
【影-KAGE-】山川蓮矢/ASUKA/鈴木彩海/安藤美桜
https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=34612
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